三回目。GOさんと行ってきた。
今回の13話分は、レイラさんが引退したことへの負い目やら、肉体的な弱点の指摘(ここへきてのこの感じは巨人の星みたい)、強引なライバルの出現、ショーに対する哲学がまるで違うのに凄腕のパートナーとの軋轢など、難関てんこ盛りの回。
それでも主人公は折れないんだよなあ。色々と答えを見つけようとしながらがんばってく展開が、お話に乗っかって見ててもすごいし、「あ、そこでそう来るか〜」と話の構造を分析しながら見ても楽しめるとこが好きなんだよね。
だけど憧れのレイラさんにまで失望されて、そこでついに挫けちゃって日本に逃げてきちゃうとこ……までの話なのである。だから、今回はどん底まで落ちて、ようやくはい上がり始めるとこで終わる。
なにしろ、あそこまで盛り上げに盛り上げた「幻の大技」編を越えないといけないので、話の軸をずらしつつさらに高見へと持って行く主人公に正当性を持たせるために苦労しているというか、そういう部分でもものすごいことやってるな〜と思う(その点では、続編で面白い映画を作ったエイリアンとかターミネーターにも似ている)。ただ、それも回を重ねて丁寧にやってて(一話で二話分の濃さがあるのはこれまでと変わりない)、じわじわそれが進んでいくんだよね。この作品が大半の一話の中でやっている「がんばって苦労して出した答えが、別の考えにあっさり否定される――けど、おかげで新しいより良い答えを見つけだす」みたいな流れを、シリーズを通してもっと長いスパンでもきっちりやっていて、実に気持ちがいいのだ。
そんな中でも、ちゃんと笑える箇所を盛り込んでくるところも本当に好きなんだよなあ。ほんと、いい作品だ。
ゲストには、強引なライバルのメイや、印象が薄いことでキャラが立ってるケンが初登場。ケンが死ぬ予定だったとは初耳だった。
というわけで、来週も楽しみだ〜。
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