福建省南部の都市「厦門(Amoy)」に出張中です。厦門は、古くから東南アジア華僑の故郷の地として有名です。厦門には、観光地として有名なコロンス島以外にも、市内中心部の思明区の下町のビルの間に古い建築が残ります。
思明区の下町にある自由市場を奥に進むと、庶民の飯館や露天商が並びます。ふと上を見上げると、昔の大きな屋敷のバルコニーや屋根があって、青い空に映えます。中華人民共和国成立以前は、ここは、福建華僑の邸宅だった場所だと思います。
今は半分朽ち果てた大きな屋敷を見ると、当時の福建華僑の繁栄振りが思い起こされます。こういう古い建築物も、あと何年かすると都市開発でなくなってしまうのかな。PATIには、何となく懐かしい風景です。
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