母上の気まぐれ

昨日の夕方ごろに突然母上から
メールが届き、急遽5月1日に手術
することになったので4月30日に
保証人として医師の話を聞きに行って欲しい
ということだった。

私は以前より母上は5月に入院し
5月の第一周に手術、二週目で経過を
見て退院だと思っていたのだが
突然すぎてびっくりする。
なんでも病院からたまたま手術の
スケジュールが空いて打診されて
何も考えずに了解したらしいのである。
母上の感覚では5月1日は1週間後くらいの
認識だったらしい。

その後、私は本社に連絡し
早退を知らせておいた。

家に帰ると母上が
「やっぱり中止しようかな」
とか言い出すので
「もう、早退するって言ったよ！」
半分切れながら返答する。

さらにびっくりしたのは
病状が未だ不明だということだった。
母上は家の近所の病院で検査を受けたのだが
先生が二十代の先生で「若くて信用できない」
と言ってしまい怒った先生はベテランの
先生がいるという大阪で最も大きい総合医療
センターへの紹介状を書いてくれたのだった。
前の先生が言うには八割九割子宮体癌である
とのことだったが、手術を2日後に控えているにもかかわらず総合医療センターの医師からは
何の病気か容態はどのくらいなのか
まったく説明を受けていないらしい。
すなわち、手術前日にはじめてどんな手術を
するのかどんな病気なのか教えてもらえる
のである…

さらに母上は病院のある
都島まで自転車で行くので
帰りは私に乗って帰って欲しいと
意味不明の依頼…
病気なんだから電車かタクシーで行けよ！！
(こういう無計画さもムカムカする)

しかも手術の時間が決まってないらしい…
全部明日、医師から説明を受けて
その翌日に手術になるとのこと。
5月1日は手術なので親族の同伴が
必要らしく母親は祖母に頼む気だったらしいが
祖母も入院を控えた祖父の世話で大変で
ただでさえ血圧が高いのに心配させるわけには
いかない…というよりももともと母親は
兼ねてから手術のことは公言するなと
私にいっていたのでそんなことすると
向こうに絶対にバレる。
手術を隠して今まで通りの生活に戻って
祖父母らを安心させるつもりだったらしいが私はこのいらない気遣いもむっちゃ腹立つわけで
家族なんだから何を遠慮して自分が手術を
受けたことまでアリバイで隠さなきゃ
いけないんだろと思う。

ムカついたので手術当日の付き添いも
会社を早退して私が行くと言ったが
それでも母上は会社を休むことに難色を
示していた。あのさぁ〜！
他に親族いねーだろどー考えても
このバカがあああああ！
と手術なのにあまりに急すぎて
無計画で無用な気遣いされて
終始ムカムカする夜なのだった。

それなのにそれなのに
体癌があるかもしれないのに
菓子とか餡子とか間食して
腹一杯で動けないとか言っている。
我慢しろや我慢！