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2014年03月22日18:55

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スーパーオケといえども人の子、であります。

いやあ、最初はどうなることかと思いました。

京都 京都コンサートホール
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団日本公演
リカルド・シャイー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

まず会場入りして驚いたのは、客の入り・・・・・半分も入ってないで、これ・・・・・数年前、ブロムシュテットのブルックナーの時は、一杯とは行かないまでも結構入っていたことを思うと、絶望的といってもいい客席も埋まり方。これが、超一級のドイツのスーパーオケに対する京都の仕打ちか? ほとんど、怒りを通り越して情けないやらなんら・・・・・

これに気を悪くしてなのか、それとも川崎ー大阪ー東京ー京都ー東京という連日の移動で正直お疲れだったのか、上海でやって以来久しぶりのマラ7で(多分、昨日の夜の東京公演のあとの今日の移動だから、今日の午後、ゲネプロで一通り通しただけでしょう)ノリが悪かったのか・・・・まあ、普通に考えたら、こんなスケジュールの興行でテンションを保ち続けられる方がどうかしてるよねえ。

第1楽章、第2楽章を聴きながら、正直、ぐすたふくん、一体このオケ、どうなっちゃったんだろう、あの鋼の響と鉄のアンサンブルは、どこに行ってしまったんだろう、常任が代わるとここまで変わっちゃうのかなあ、なんて思ってたんですよね。それよりなにより、振ってるシャイーのほうが必死。表情から「おい、お前ら、どないしたんや、しっかりせえよ!」っていうのがひしひしと伝わってきます。振れども振れども、音楽が前に行かない、棒に遅れてついて来る。

それがいきなり変わったのは4楽章。何が良かったって、ギターとマンドリンが良かった。この曲でここまで鳴るギターとマンドリンのペアを聞いたのは初めてのような気がする。まあ、それはさておき、早めのテンポで爽やかに奏される魅惑のセレナーデ、これで一気にテンションが上がりました。

そしたら後は一気呵成。5楽章の豪華絢爛かつ重厚長大、疾風怒濤の圧倒的音響空間には、まあ、前回のブル7の時と同じく、参りました、降参です、お見それいたしました、さっきあんなこと思っていた私が悪うございました、お許しくださいませ、って感じであります。

そんなもんで、最後は終わり良ければすべて良し、少ないながらも今日の聴衆全員がスタンディングオベーション。オケメンバーが舞台を去っても拍手鳴り止まず、シャイー御大、再度舞台に登場、というところまで行きました。

せっかくここまでの演奏をしてくださったんだもの、せめてもの礼を尽くしたい。やっぱりいいオケです。次も、義理をはたそう、とそう心に誓った今日でした。
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