古墳の事がお好きだと仰る方とお知り合いになって、
その方のご案内で桜井の古墳を巡りました。
1.艸墓古墳(くさはかこふん)
普通の家の塀の横を入って行くと最初の古墳がありました。
石室が開口してます。
本日初です、中に入ってみます。
そこには石室の広さの割りには大きな石棺が置かれていました。
2.文殊院東古墳、西古墳
ここの石室は仏像のお堂になっています。
3.谷首古墳
文殊院のある兵稜の南側に位置して墳頂には神社が鎮座しています。
4.コロコロ山古墳
元々メスリ山古墳の西方20mの所に位置していたが土地区画整理事業関連 で発掘調査された後、現在の住宅地の真ん中の場所にコンクリートの屋根 を付け移築保存されている。天井部は失われており現在はコンクリートに なっています。
5.メスリ山古墳
桜井市大字高田(ここではたかたと読む)に位置して、
私の祖母の実家近くにある200m級(推定では250mとも言われる)
の古墳で、今は亡き祖母はおそらく毎日この古墳を眺めた事と思われて感 慨が深い所です。
前方部から後円部を望む、写真左は公園のようになっていました。
二枚目の写真は作り出し部のくびれと思われます。
6.兜塚古墳
民家の裏庭になるらしくて、周辺の私有地が荒らされないように
厳重に柵が巡らされています。
案内していただいた方の説明で、この石棺は九州熊本阿蘇のピンク石を使 われている貴重な石棺だそうです。
左右に二個ずつ、縄掛突起がやや上向きについていて、このままでは
縄を掛けても引き上げにくくないですかと聞いたら、
「実際は突起がもう少し長かったのではないか」と言われていました。
内部を見て見ましたが私にはピンクが分からなかった^^;
近くには古墳を飾ったかもしれない石材がありました。
墳丘からの眺めは良く、畝傍山かな?が眺められます。
7.秋殿南古墳
民家の横を通って、田んぼの畦道を行き説明板の辺りを山側に登ると、
石室の開口部が見えて来ます。
石室内部には野菜を置くブルーシートがありました。
8.秋殿東古墳(こうぜ古墳群)
秋殿南古墳の隣にありため池を回りこむと、
山の斜面に二つの石室が隣接しています。
ここで腰を下ろして林の中で昼食です。
今回ご案内頂いた方とはこの日お会いするのが初めてなのですが、
この時やっとゆっくりと、
これまでの遺跡の見学の事などをお聞きすることが出来ました。
20分程の昼食を終えて秋殿東古墳を振り帰った所です。
この直ぐ横ではブルドーザによる開発が進められていました。
9.舞谷2号墳
県道から階段で登れるようになっている。
横穴式の磚槨墳で、室生安山岩(榛原石)が積まれている。
鉄製の柵があるが朽ちかけていて、
その奥に後世の仏像が安置されている。
羨道部は破壊されていますが私はこの古墳が気に入りました。
10.赤坂天王山古墳1号墳
ずっと来たいと思っていた古墳です。
被葬者:崇峻天皇ではないかとの説がある古墳。
1辺約50m、,高さ9mの3段の方墳で羨道部が8.7mとかなり長いです。
二上山製凝灰岩,家型石棺で6個の縄掛突起を持つ。
石棺には四角い覆いの石をはめ込んであったのではないかと思われる切込みがある。
方墳の一辺
11.赤坂天王山古墳3号墳
羨道の入り口には閉塞石と見られる石が残る。
玄室の敷石も多く残っている。
12.赤坂天王山古墳2号墳
開口部が埋まっているために中には入れなかった。
13.越塚古墳
今回二つ目に行きたかった古墳です。
玄室の床には石棺の敷石と組み合わせ石棺の一部が残っている。
羨道部がかなりしっかり残っているとの事で、
何かの指定を受けるかもしれませんね。
途中に出来ていた南天の真っ赤な実。
天王山古墳から越塚古墳に行く途中で見かけた木の乾燥のために田形に組んだ物で、これは何に使うのかなって感じです。
丁度この日は集落のとんど焼きがあったらしくて、
おばあちゃんが車を待つ姿を見ました。
「ドコへ行くの?気をつけてや〜〜」
って言ってくれました。
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