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2014年01月19日20:26

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今日は読書。Part0033

 ううう、またダレてしまった。仕事と勉強の両立、おいらには無理なのかな?体力落ちて、夜勤明け「クラゲ生活」になっちまうし、悩みが尽きない〇〇才の冬なのであった。とブログには書いておこう。ま、いいか。

 さてと、年末買ってきて読んでなかった本を読了。今日のお題は、塩野七生「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」。上下巻で559ページ。分量はボチボチだけど、単行本なんで嵩張るのが参った。内容は中世ヨーロッパの歴史で、おいらが最も強い関心を持っていた、神聖ローマ帝国第13代皇帝フリードリッヒ・ホーエンシュタウフェン二世の伝記。ルネッサンスの歴史を調べていくと必ずこの人にぶち当たる。が、今ひとつ、関連書籍を読んでみてもよく判らなかったのだか、今回、実によく判った。なるへそ、こういう人だったのね。南イタリアにおける法治国家の建設に、ローマ教皇との凄まじい抗争や北部イタリアの自治都市との死闘、一兵も損なうことなく聖地を取り戻した第六次十字軍(無血十字軍)の大勝利に、リヨン公会議における皇位剥奪の屈辱。山あり谷ありまさに絵になる激動の人生。後に現れたイル・モーロやロレンツォ・メディチそしてチェーザレ・ボルジアといった、僭主達の原型とでもいうべきひとで、最初のルネッサンス人と呼ばれたのがよく判る。この人の死後、7人の息子はローマ教皇との抗争に破れて全滅し、神聖ローマ帝国は「大空位時代」の大混乱を向かえ、勝った教皇庁は教皇庁でホーエンシュタウフェン王家打倒を依頼したフランス王に拉致されて「教皇のバビロン捕囚」へと落ち込んでいく。そして、自国の王を「えこひいき」としか言い様のない方法で排除されたドイツ人達は、教皇庁の権威失墜とともに、宗教改革と呼ばれる血生臭い思想内戦へてカトリック教会から離脱していく。「そして誰もが不幸になった」としか言い様のない結末は、未来を決して見ることができない人間のさだめとはいえ、もちっと何とかならんかったのかと、考えこんでしまったよ。とほほ。

  おまけにみくしー検索かけてみました。

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」

日記 検索0件ひっと。

「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」の検索結果一覧(2件)

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上
(和書)
平均 4.25点(4件)

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下
(和書)
平均 4.00点(1件)

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