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2014年01月01日15:33

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あけおめあけおめ

でも関係なく去年末のセッション日記。

土曜日はBoA,ハルク氏GM。トレーラーは面白そうだけど運用がまだまだってGMは結構メジャーな気がする、の巻き。
日曜日はBoA、悪太郎氏GM。最近、「そのキャラのその後」に頼りすぎな気もする、の巻き。


この言い方であってるのかはなはだ疑問ですが
ハルク氏、スランプですな。
なんというか、
「自信のあるシナリオを供出する方法について、見等がつかない」といった感じの。

返せば、
ココに至るまで、自分が楽しむことで手一杯で
「他者を楽しませることについての自信」なんてものに着目でき、
かつ
「それを満たすためのファクターを自分が全く満たしていない」という点を自覚できてきている
という意味では
単にスランプというより
一個目の正念場という感じを受けますが


サークル外の環境がまたあまりよくなさそうなんですな。
なんでも彼の身内のほうで立てた卓で

「推奨ハンドアウトなんか書いたら、自由度が損なわれる」といったPLからの文句を受けたことに加えて

いざその辺を自由にしてやったら
アルドールレクトスとオービスレクトスとフルキフェルレクトスとステラレクトスのPCを出されて
バランスめちゃくちゃになったとか何とか。

ハルクさん、それは相手にしちゃいけねえ集団だっていうか
相手にするんならやっつけなきゃいけねえ集団だw。




というわけで
PLとのすりあわせみたいなものについて全く迷走しながら
ハンドアウトには何をするべきかを固定する内容は薄く
各立ち位置がミドルフェイズで体験するシーン群は細部を決めきれず
PLとの相談はほぼないまま、質問があったときだけそれに回答する形で立ち回りのイメージを小出しにして

もちろんそんな構造で「自信」なんてつくわけもなく
シナリオ開始してさえPCを迷走させながら手を打てず
深く突っ込まれたセリフに返せるだけの用意も薄いためにたいそう言葉に迷い

一回生の子(年はタメだそうだけど)に「GMはもっと自信を持ってください、じゃないとPLも迷うばかりです」と看破かつ喝破されてしまうという。



あらすじは、

やむにやまれない事情で財政難に陥ってる領の娘さんが
金持ちの大変いやみな貴族の下に嫁ぐことで支援を受けようという計画が進んでいる中、
生活が困窮する人民はやり場のないフラストレーションを、いつあの人のいい領主に向けるか、と不満と倫理の間で揺れている状態。
ヒロインがひどい貴族のもとにいかなければ打破など出来ないので、幼馴染のPC1は苦渋の展開に悩み
人民の武力代表である自警団の隊長はしかし、血が余計に流されることを嫌って、PC2を遣いながら最後まで領主とのコミュニケーションを試み、
しかし人民の中に隠れながら革命を扇動しつつ、火事場泥棒の一つでもやってやろうかと画策する悪役がPC3に悪事の片棒を持ちかける。
そんな中、PC4に護衛されて未来の旦那様が(そうとは知らず)一触即発の領内に到着してしまう。

さあ、人民の苦しみという悲劇に変わりはなく、領主が邪悪というわけでもない。「誰のせいにすればいい」話になるんだ?


なんて
テーマ自体は大変、大変面白そうに見える話でして、
実際きちんとそのテーマ、そのシナリオをこそ遊ぶつもりで、設定の共鳴に特化したキャラを持ち込んだ私は
まあ楽しいと思えるシーンの一つ二つは展開できたんですが、
そんな私もミドルフェイズ中盤まで出番を許されなかったり(旦那様はまだ到着してもらっちゃ困る的なこといってたけど、後で考えると別に困らなかったとか)

例えばPLたちがPC間対立のやり方を知らなかったり(よくやってるけど楽しめるやり方を知らない、とか言うレベルではなく、ほぼ本当に体験も目撃もしたことない)
といった関係から
悪事を任される立ち回りの人が最初から仕事断りにいくような展開になっちゃったり

革命手伝わされるんだと思っていたPC2が、実はそんなこと依頼人も望んでいないと言う事実に直面するや、完全に面食らっちゃったり

ヒロインといちゃついてればよさそうなPC1など、中盤以降ヒロインが影を潜め始めるので
序盤出番のなかった私の変わりに終盤あまり出られなくなってたり


見るところもなくはなかったんですが
ココ最近は教育論も加熱してるしな……。
時期と機会がいいようだからたまには、と
抽象・具体ともいろんなお説教をちょっときつめに偉そうにたれたりもしましたが
どの程度の意義があったところでしょうねえ、私なんぞの説教で。




GMの曰くで
「こんなシナリオでセッションおさめとかごめんなさい」
なんて言葉もありましたが
私はしかし翌日には悪太郎氏GMのセッション。


さびしんぼの幼いヒロインが
イマジナリーフレンドを実体化させて
屈強な二足歩行のウサギと行動を共にするようになったので、
すわ悪魔つきか、対処しなければ、
あるいは彼女の心を救ってあげる事はできるのか
彼女にそこまでの怪物の顕在化を望ませてしまった要因は何か


みたいなお話ですが

屈強なウサギが神(彼女だけの英雄、彼女だけの正義、彼女だけの神)を名乗りながら
ヌッとあらわれる瞬間のビジュアルイメージったら大概ですねw。



彼女の元に派遣されたのは
700年前に、贖罪のために苦しみの生を延々続けるイマジナリー自分の作成に成功してしまった当時の教皇。

あれ、どっちかっていうとダレに共感するって
ウサギに共感する部分のほうが大きいのでは……

ヒロインの世話を見る役というなら
他にも何人か案はあったのですが
他であれどうだったかなー。


ヒロインは、
よそから引き取られてきた幼女であり、
現在の父親は魔術的な研究者で、


ヒロインの生家は街ごと滅んでおり、
ヒロインの実父は村を疫病と腐敗で滅ぼした殺戮者であったというお話。

しかし、調べていくにつれ、
殺戮者であったといわれていた実父さんは
むしろ街全体を滅ぼしかねない「何か」を封じようとして封じ切れなかった痕跡が見つかり、
その封のための資料群がナニモノカに盗まれていたり、


「願いをかなえられるが代償が付きまとう」といった特殊因果律のアイテムの介在が見え隠れし、どうもソレを実父さんが持っていたようであること、
殺戮者からそのアイテムに目をつけられたことを知った実父さんは、時間もないということでそれを「自分の血脈」に封じるという特殊な術を用いたところ、
血筋を用いた術の常、娘さんにそれが受け継がれてしまい、


「願いをかなえる力」を無意識に用いることができる様になってしまった彼女は、
「誰かの策略によって殺害され、殺戮者の汚名を着せられた」実父から離され、
かごの鳥のように新たな養父の下で抑圧的な生活を強いられながら、
薄暗く外界からの一切の刺激遮断が施された「自習室」にて、
一人でいる事の不安、実父への喪失感、こちらも既に亡くなっている実母に聞かされた「黒い神様」の御伽噺といった様々な要因が、
彼女に”神様”を願わせ、それは叶ってしまったのだ。(ココまでくれば、”願いをかなえるアイテム”の確保のために今の養父が彼女を抱え込んだってのが見えてきますね)


という経緯。

この神様、本当に願いをかなえるので(1シーンに2回、好きな奇跡を使えるという)
ちょっとした無意識の暴走や抑圧された感情を感じ取ると
例えばストレスを与えた相手に絶対攻撃かましに行くとか
まさしく「悪魔」、
小さな子供のこころに一瞬さす「魔」を実現しちゃうものなので
コレと一緒に生活してていいわけは絶対なく
ともすればこのイキモノからヒロインを卒業させるのがシナリオの目的の一つなのですが


ヒロインだって可愛そうですが
教皇はとりわけ、イマジナリーな存在である自分を重ねてみてしまった関係もあり、
なにより神様にも同情してしまったので
彼が消える系エンドはとてもつくれなかった。

……まあ、しばらくの間彼女の前に姿を現さないでもいい、という選択を彼女自身がしてくれたので、
代わりに、実父母の供養、外の世界との接触、神様によるもの・よらないものを含めた彼女自身の罪やいわれのない罪悪感との付き合い方の模索など、
その後の人生そのものにお付き合いすることを約束しておしまい、ということになりましたが。
いつかまたあのウサギに、今度はお友達として会えるといいね。
そのときには、彼に頼らなくていい自分になっていなくちゃあね。


きっぱりこのシナリオ内で卒業させるとかの方がお話としては美しかったんだろうか、やっぱり。
どんなPCで挑めば出来たかな……。どれでもやれよというお話もあるが
せっかくキャラの種類が多いのだから、やはりある程度は「ソレができるキャラ」みたいなものを模索したり感想戦したりはしていきたいところ。
ふぅむ。
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