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2013年11月12日17:57

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頭蓋骨を抜く。

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サスペンスを書いている友人にアイディアを求められたので、犯人が被害者の頭蓋骨を抜いて家族に送りつける。だけど、被害者はそれでも生きているんだ。ってのはどう?と言ってみた。

決して荒唐無稽なハナシではない。人体のホネというのは神経にキズさえつけなければ人工骨に交換可能なのだ。それが頭蓋骨であっても。

当然、そのまま抜くのではなく、少しずつ切り取って抜き出して、後で組み立てることになろう。

そしてホネはその状態で、死後のものなのか、生きたまま抜かれたものなのか分かることになっている。

友人が一体どこでそんな猟奇的なハナシを考えついたんだと聞いてきたので、1998年制作の映画「ボーン・ダディ」、ルドガー・ハウアー主演のサスペンスものでひらめいたんだと種明かしした。本作品では、頭蓋骨ではないが、行方不明の被害者の「生きたまま抜かれた足の骨」が送りつけられる。それを観て、頭蓋骨もああいう風に抜き取れるものだろうか、被害者を生かしておけるだろうかとメモっておいたわけである。

そして手塚治虫先生が「ブラックジャック」で頭蓋骨をとっぱらって、好条件下で脳を育てればもっと成長するというハナシ(「ナダレ」だったと記憶している)を描いていた。

それも参考にしてフランケンシュタインみたいな凄惨なサイコ・サスペンスを書こうとストックしておいたんだけど、君が書くなら提供してもいい。そう申し出たのだが、頭蓋骨を抜かれた後の被害者の姿を想像したくないと言われた。

創作の上でなら殺人鬼と同じ発想が許されるはずである。自分にリミッターをかけてしまっているようでは、アイディアなど出るわけがなかろう。
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