mixiユーザー(id:1640816)

2013年09月08日19:24

461 view

1964年の東京、2020年の東京。

フォト


1964年の東京、私はまだ生まれていなかった。オヤジは祖父と大喧嘩をしたあげく、知り合いのヤクザが経営するスナックの用心棒をしていた。おふくろは新潟から上京したばかりで、六本木のボロアパートで新生活を始めていた。二人はまだ出会っていなかった。

石原と三島。変幻する東京を東京オリンピックのなかで目撃した。

そもそも東京オリンピックで我が国はようやく戦後を脱したといっていい。そんな昂揚感があったと祖父は述懐し、オヤジはずいぶん稼がせてもらったぜと自慢していた。

私の知らない1964年。

しかし小さい頃、あちこち連れて行ってもらい、東京オリンピックの昂揚の名残りを目にした。感じ取った。

東日本大震災の翌年、私は病気で死線をさまよった。ICUで両隣の老患者たちが次々に死んでいくなかで、東京オリンピックが次に開催されるとしたら、今度も知らないままだろうなと覚悟した。

私の知っている東京は、常に太陽に灼けた明暗の強いコントラストである。真っ白に光り輝くビルディングは神殿そのものであり、真っ黒に冴えわたる影と路地裏は冥府そのものだ。

2020年の東京、私は何とか生き延びてオリンピックをこの目で見届けたい。東京タワーだけでなく、スカイツリーがそびえたつ、東京オリンピック。日本はもう一度立ち上がろうとしているのだ。その場にいたい。石原も三島も想像しえなかった東京の変幻ぶりの目撃者になりたい。
11 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2013年09月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930