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2013年07月08日16:22

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映画「タリウム少女の毒殺日記」を観よう。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344953

http://gfp-bunny.info/

私は多くの親御さんから少年少女のプロフェッショナルと呼ばれている。
無軌道な思春期、苛烈な青春を誰よりも受け止めるのが上手だからというが、何のことはない、四十路になったいい大人でもまだ思春期、青春のまっただ中にいるからである。
つまり同じ視線で物事を一緒に見られるのだ。
そして私の方が叫び方をたくさん知っているのは、経験の差である。

この映画のモデルになった毒殺未遂事件は私も知っている。
以下のサイトをご参照あれ。

http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/syounen/2005/thallium_attempted_murder.html

「現実に創作を加えたもの」という少女の言葉に私は非常に興味を覚える。寺山修司の「過去の思い出は修正される」という言葉と本質を同じくする、芸術を生み出す衝動を言い表しているからだ。現実に自分の世界を侵犯させる。世界を強姦する。
その衝動が芸術に昇華されなければ、その行く末は破壊であり殺人でありそして戦争である。

私は少年少女がそういう衝動を秘めていることを誰よりも知っている。かつての私自身がそうであったように。

「タリウム少女の毒殺日記」はそういう意味で、非常にティーンエイジャー向けの作品だと思う。PTAが推薦してもいいくらいだ。
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