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2013年07月02日17:01

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映画「テール しっぽのある美女」を観た。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344418

http://www.at-e.co.jp/2012/tail.html

有尾人といえば小栗虫太郎の小説だが、祖父は見世物小屋で尻尾のある男の子を目撃し、触らせてもらったことがあり、日記に「脈打っていて温かったが、犬のように意のままに振ることは出来ないようであった」と書いている。

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尻尾のある人間が実在することは、奇形の一種として色々な写真を見てきているし、椎間板ヘルニアで入院した際の主治医だった整形外科の先生も認めていたので、疑う余地はないであろう。

尾てい骨という部位自体が尻尾が退化したものなのだから、人間はかつて尻尾を持っていたという考えはおおざっぱな範囲で正しいと思われる。

それが現在、時々奇形のかたちで先祖がえりしたり、本作品のように妖精の分野から切り込むというのは実にロマンティックだ。ノルウェーの作品ということもあって、ハリウッドのような仰々しさはなく、映像的にも生々しかったのがまたいい。そう、生々しいロマンティシズム、一言で言えばそんな作品であった。

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尻尾を動かす映像技術はX-ファイルの「スモール・ポテト」ですでにリアリティをみせていたが、本作品の動き方もなかなかのものだった。

邦題からして真面目に借りてみようという気は起らないであろうが、私は別作品の予告編で気になって観たので、みなさんも上に貼った予告編で何かを感じたら是非。
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