「処女をこじらせると癌になる。」のミナコが新作「やだやだ帝国(NoNo Empire)」の執筆にとりかかり、「処女癌」にも登場するミナコの親友マミが疎外感を覚えて今日私にイロイロ不満をぶつけてきたので、「おまえも何か書けばいいじゃねえか」とハッパをかけたところ、よーし!と鼻息荒く、五分で書きたい内容を言ってきた。
ミナコがパンク少女小説でいくなら、私はクラシック少女小説でいきたい。つまり、川端康成が書いてたカンジの美しい日本語表現にこだわりたい。
タイトルも決まった。
「逆光少女(Backlight Girl)」。
売りは現代の少女世界を旧仮名遣いで表現すること。これはディカプリオ主演の映画「ロミオ+ジュリエット」を観て思いついたとのこと。
ギャル語などが昔の言葉づかいにすりかわるわけである。
なかなか面白い試みだと思う。
対極的な少女小説の激突。これは盛り上がらないわけがない。
このように犬神チルドレンのなかからドンドン個性的な書き手を育成していきたい。
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