「わがりした。この子のカラダば、アダム様に戻す実験に使ってけらいん」
オープニングは、
大津波が引き、様々な残骸が浮遊する海上にメガフロートが漂っている。数機のヘリが降下する際の円形マークがある他は一切何の表示がない。
その中央に並べられる五十数人の子供たちの遺体。
大人の遺体も混じっている。
「これは使えん。脳の損傷が激しい」
白衣の初老の男がそう言うと、黒ずくめの隊員たちの手で遺体が運ばれ、海へ投げ捨てられる。
「大人はバラしてそれぞれの臓器を必要な病院に送れ」
次々と離陸していくヘリ。
その轟音と風圧に、一人の子供、男の子が目をゆっくり見開き、すぐにウッとむせ、ゴボゴボと海水と泥を吐く。駆け寄る医師と看護師。手当てを受けているところへゆっくりと歩み寄る白衣の初老の男。「この子は使える。ゼロ・チルドレンの種になるかもしれん」
そう言って歯を見せて笑う。
こんな感じで、シナリオ形式で書いていく。
ポイントは石巻地方の方言。実験に使われる子供たちが「いでぇ、いでぇ!!」と泣き叫んだり、「せつねえべ」と嘆いたりするシーンのもたらす「効果」をねらう。
綾波レイが誕生するために必要なことは何だったのか?をメインに、子供たちの絶望的な生への執着を展開させていく。
実験場のスケールにこだわりたい。
主人公が比較的親しいクラスメイトの何人かと目覚めた場所は、見慣れた漁船。
しかし漁船が浮かんでいるのは巨大タンカーの内部に広がる人工海。
そして巨大タンカーはどこかの島とつながっている、という風に、ゲームのステージ風にだんだんレベルアップしていく。
構造をタルタロスに例えれば、逆円錐状が実験場の世界観にあてはまり、その最深部にいるのはアダム、もしくはリリスである。
実験者の白衣の初老の男の目的は、ゼロ・チルドレンの誕生であるが、究極の目的は人類が再生するためには神話を再現しなければならないという自説の証明。
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