流線型

子供の頃にページを捲った乗り物の本とか、古いアメリカ映画・ドラマなどには流線型の列車がよく出てきました。
コレ等がなかなかどうして格好良くて、私なんか新幹線０系よりも気に入っておりました。

子供向けの列車写真集なんかに載っていたドーム型展望車を見て「乗りたい！」って思っておりました。
ただ、小中高と就学年齢になってから乗り物・鉄道好きの友人と海外の話題が出ても欧州鉄道のが中心で、アメリカのは疎い方々が多かったかな？
アメリカと言えば航空宇宙、自動車、映画！の三つが中心で、実は世界一の鉄道王国!?というのは誰一人知らなかった模様・・・。
「井の頭線や東横線の電車はペンシルベニア州の会社の技術で造られて・・・云々」とか言っても全然話が続かなかった。


「いつかはアメリカに行きたい！」という思いだけは保ちつつ、ようやく叶ったのは大学卒業直後の 1990年４月でした。しかしながら、既に流線型機関車の時代は過ぎて、ほとんど新型に代替され、ドーム型展望車も過去の物だというコトは各種資料から判っていました。

それでも、とにかく大陸横断鉄道に乗ってみたかったので、レイルパス購入して渡米！
予約したのは往復の飛行機と一泊目の L.A.のホテルだけで、他は行き当たりばったり!?

着いた早々、いきなり英語で電話するコトは正に予想外・想定外！
鉄道会社（Amtrak）の予約センターの男性オペレーターとやり取りして、シアトルまで確保(^_^)v！
その後の道程はまた後ほど。


とにかく、5/2にシカゴから乗った N.Y.行き"the LAKE SHORE LIMITED"が翌朝、ニューヨーク州の州都オルバニーに停車して、機関車をマンハッタン乗り入れ仕様に交換した時だった。
マンハッタン地下線内はディーゼル・蒸気機関車使用禁止！
コレは知っていた。
そして、そのために建造された、電気式ディーゼル機関車を電化区間では電気機関車として使用可能な機関車 "FL-9"の存在・・・。
流線型機関車の残党の一種、"FL-9"が先頭に連結された！

正に予想外・想定外！
流線型機関車が長距離旅客用に生き残っていた！
残念ながら、ニューヨーク・グランドセントラル駅に着いた際に写真を撮らなかった。治安事情が悪いというイメージが強かったので、用心してカメラを出さなかったのだ(∋_∈)。

そして、東海岸を離れて帰路に着いた 5/7、マタマタ予想外・想定外！
ワシントンD.C.から乗った"the CAPITOL LIMITED"の編成の真ん中あたりにドーム型展望車が連結されていました(*^o^*)！正に鉄道黄金期にタイムスリップ！

初渡米の際の幸運の一部分だった。
他の初渡米話はまた後ほど。


画像の内、流線型機関車だけは模型。