http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342616
http://saitai-film.com/
母娘の関係を描いた映画で、私が最良の出来と感じているのは、韓国ホラーの「コックリさん」である。ネタをバラしてしまうが、母親が盲目の娘の目を通して(憑依して)ものを見るというものであった。そこに娘への執着、また女としての自分への執着を見た。映画としても大変生々しく描いており、なかなか見応えがあった。
本作品は逆に娘の母親への執着を描くという。自分を捨てた母親に復讐するというのは、裏返せば、自分に注がれるはずだった母親の愛情の奪回である。
父と息子の場合は、どんなシチュエーションでも執着にはなりにくい。確執があってもそれは乾いたこびりつきであって、母と娘のそれのように常に湿ってはいない。
タイトルが臍帯というのがいい。へその緒は切っても、心情の上でのへその緒はつながったままということだろうか。
どんな衝撃の結末を迎えるのか。
これは観に行きたい。新宿なら久しぶりに紀伊國屋書店へ寄った帰りにでも観て行こう。
なお、今でもへその緒を桐の小箱に入れて保存している家があるかどうかは知らないが、私は大切に保管している。ひからびたミミズの死体のようなものであるが、私はたまに見返して、乳児だった頃の記憶を蘇らせようと努める。母の顔はもうおぼろげだ。
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