http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=137857#1
フランキー堺をご存知だろうか?
私は家族みんなで観ていた「霊感ヤマカン第六感」で、リアルタイムで知っていたのだが、その時はすでに晩年に近かった。
映画「北斎漫画」、映画「写楽」でのフランキー堺はぬめっとした異様な迫力があって、子供心に昭和を代表するコメディアンだと説明されてもイマイチよく分からなかった。
若い頃の演技を観て圧倒されたのは、フランキー堺が亡くなってからだいぶ経った後で、「私は貝になりたい」の悲愴な演技は、後の所ジョージ、中居正広など足下にも及ばぬものがあり、当時の私は非常にびっくりした。
知れば知るほど魅力的な人物である。
某新聞の回顧記事で、どてらを羽織って海を眺めている写真があったが、実に絵になる俳優であった。
その若き魅力が詰まった傑作が「幕末太陽傳」だ。私はVHS版で観て、あらためて我が国の映画芸術の奥深さに度肝を抜かれた。ほんとうに面白いし、映画としての完成度も高い。
それが今度(6月2日)、デジタル修復版で、Blu-rayも出る。
これは買いである。是非!!
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