濃縮小説(コンデンスド・ノベル)のトレーニング。

http://29.media.tumblr.com/tumblr_lzye0qQ8VW1r2uqy8o1_400.gif

http://30.media.tumblr.com/tumblr_lxwfjoNgkd1qlh9eeo1_500.gif

http://25.media.tumblr.com/tumblr_lzgnqhIrcK1qcf2rso1_400.gif

http://25.media.tumblr.com/tumblr_lzeb6thSZF1qf8g70o1_250.gif

http://30.media.tumblr.com/tumblr_lyq4h1nlRn1qfpn1do1_500.gif

http://28.media.tumblr.com/tumblr_lynkgkJuPm1qdlh1io1_250.gif

http://27.media.tumblr.com/tumblr_lv461cRxqG1qk211ro1_500.gif

http://24.media.tumblr.com/tumblr_ly9pem2Jtu1r0ralmo1_r1_500.gif

http://25.media.tumblr.com/tumblr_lr5vbwn8Hl1qb5esko1_500.gif

http://27.media.tumblr.com/tumblr_lxlnkkv35j1qzft56o1_400.gif

800にて披露した拙作「OLD GAMER」。掌編とはいえ、一般的なショートショートと比べると、字数が極端に少ないので、とまどった読者さんが結構いらっしゃったようだ。

自分でも「ハイウェイスター」を書いた高校時代と比べると、せっかちになったというか、言葉でつらつらと物事を表現するのが“冗舌”に感じてきている。

三島由紀夫の作品のむせかえるような言葉使いは、ハッキリ言って古典文学のそれだし、現在に生きる我々が身に着ける文法ではない。

中学時代、私はバラードの「残虐行為展覧会」を読んで、激しいショックを受けた。

http://www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN4-87502-144-5.html

イメージの貼り合わせとシャッフルだけで、作者の世界観が成り立つという新しい手法、濃縮小説(コンデンスド・ノベル)こそ、現在の我々が身に着けるべき文法だと感じた。

もちろん、バロウズの「裸のランチ」の影響もある。

しかし、バラードもバロウズも、今となってはおじいちゃんの世代で、もっともっと新しくなっていかなければならないと感じている。

そのなかで、視覚的なイメージだけを切り取り、一人称でシャープにまとめ上げたのが「OLD GAMER」というわけである。必要とあらば、もっと短く書くことも出来るのだが、それだと目が疲れる欠点が出てくるので、スローな言葉使いで伸ばした。

要は。

長ったらしい小説は過去のものなのだ。

上にあげたようなGIFイメージを続けて観て、頭のなかに思い浮かぶ独自の映像言語を文字にして、“貼り合わせる”。そういうトレーニングを積んで、何も見なくても、自然と頭のなかが貼り合わせられるようになれば、我々はようやく現在と向き合い、未来を見ることが出来るだろう。