mixiユーザー(id:1640816)
2012年02月15日20:00
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また一軒消える。
JR本八幡駅、JR小岩駅の古本屋「かんたんむ」の閉店のショックは結構長引いているというのに、JR松戸駅の東口の片隅にある古本屋も閉店するという。
店主の希望で店名は明かせないが、私が中学生の頃からチャリなどで毎日のように通っていたところで、30年近くのつきあいになる。
松戸駅は老舗が結構あるのでいまだに昭和の香りが豊かだが、本関係ではやはりBOOK-OFFの勢いに負けて、次々と畳み、跡地に食い物のチェーン店が入ったり、TSUTAYAが入ったりと、個性のない眺めになってきている。
その残り少ないうちでもイチバンのお気に入りだった古本屋のオヤジに閉店を告げられると、私は「さみしいですねぇ」と言い、「ほんとにさみしいです」ともう一回言った。
オヤジは指をアメリカ人みたいに立てて、「あんたが欲しがってた本だよ、餞別代わりにあげる」と、山中恒、油野誠一の「うちゅうせんにのるな」の本を差し出してくれた。
子供の頃読んで、非常に印象に残った本で、長年探していたものであった。
だから、とても嬉しかった。
油野誠一の絵というのがまた素晴らしい。過去日記でも触れている。
http://
本との出会いは運命である。そう言ったのはオスカー・ワイルドだ。
今になって、「うちゅうせんにのるな」と再会出来たのは、まさに運命的なものを感じる。
どんな内容なのか?
読書の楽しみを奪わないためにも野暮なことは申し上げないが、絵柄と文体が絶妙に絡み合った、トワイライトゾーンなハナシだとだけ口の端から漏らしておく。
そして。
本は読まれるためにある。決して、本棚に並んで埃を被ってほったらかしにされるものではない。従って、この本も多くの人々の目に触れる舞台を与えられるであろう。
自営業としての古本屋が消えゆく運命ならば、その流れに逆らって川の真ん中に中洲を作るのが犬神図書館だ。そこでは誰もが目にしなかった、知られざる名作、傑作、怪作が並んでいる。
数多くの古本屋の秘匿の本を吸収して、私の本棚は全ての人々に開かれるだろう。
店主の希望で店名は明かせないが、私が中学生の頃からチャリなどで毎日のように通っていたところで、30年近くのつきあいになる。
松戸駅は老舗が結構あるのでいまだに昭和の香りが豊かだが、本関係ではやはりBOOK-OFFの勢いに負けて、次々と畳み、跡地に食い物のチェーン店が入ったり、TSUTAYAが入ったりと、個性のない眺めになってきている。
その残り少ないうちでもイチバンのお気に入りだった古本屋のオヤジに閉店を告げられると、私は「さみしいですねぇ」と言い、「ほんとにさみしいです」ともう一回言った。
オヤジは指をアメリカ人みたいに立てて、「あんたが欲しがってた本だよ、餞別代わりにあげる」と、山中恒、油野誠一の「うちゅうせんにのるな」の本を差し出してくれた。
子供の頃読んで、非常に印象に残った本で、長年探していたものであった。
だから、とても嬉しかった。
油野誠一の絵というのがまた素晴らしい。過去日記でも触れている。
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本との出会いは運命である。そう言ったのはオスカー・ワイルドだ。
今になって、「うちゅうせんにのるな」と再会出来たのは、まさに運命的なものを感じる。
どんな内容なのか?
読書の楽しみを奪わないためにも野暮なことは申し上げないが、絵柄と文体が絶妙に絡み合った、トワイライトゾーンなハナシだとだけ口の端から漏らしておく。
そして。
本は読まれるためにある。決して、本棚に並んで埃を被ってほったらかしにされるものではない。従って、この本も多くの人々の目に触れる舞台を与えられるであろう。
自営業としての古本屋が消えゆく運命ならば、その流れに逆らって川の真ん中に中洲を作るのが犬神図書館だ。そこでは誰もが目にしなかった、知られざる名作、傑作、怪作が並んでいる。
数多くの古本屋の秘匿の本を吸収して、私の本棚は全ての人々に開かれるだろう。
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