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2011年08月28日18:48

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病むより、病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)ことを選ぶ。

「心霊現象」に潜む心の病気
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1722240&media_id=77

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「猿神憑きについて。」

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=276439886&owner_id=1640816

若い頃、犬神憑きに興味を持って、憑霊信仰を取材したことがある。
そもそも興味を持ったきっかけは、精神病への造詣を深めることであった。

すべては心のうちに還る。

古い読者ならご存知のように、私がお化けだの幽霊の類いが大好きなくせに、それらを全く信じていない理由は、すべて人間の心から生み出されたものだと考えているからである。
従って、精神病には幼い頃から興味を持っていた。

病いといっても、「狂う」ということが決してマイナスではないことは、すでに分かっていた。というのは、何かに憑かれなければその場を凌げない、というのは人間の本性のひとつだからだ。
そのことわりを、私は祈祷師をやっていた母方の実家でさんざん見てきた。
白蛇を神様と崇めてみたり、田んぼで誤って鍬で蛇を殺してしまって気に病んでみたり、蛇を壺で飼って話しかけてみたり・・・

それで、世の中には、蛇だけでなく、キツネ、犬に自分の方から「取り憑く」のだとだんだん分かってきて、自説を証明するために、高知県の民俗学者の高木啓夫先生に手紙を書いて、四国を回って犬神憑きを見聞したのであった。

その結果。
上にあげた過去日記のように、猿も「憑く」のだと知ったのだが、その「憑き方」があまりにも人間くさすぎて、わざわざ自説と格好つけなくても、人間は元々狂わなくては生きていけないのだと悟って、民俗学から離れてしまった。

高知市で一人の狂人に出会ったことがあるが、彼は新興宗教に染まった家族を攻撃していて、その告発文を無理矢理押しつけられて、いまだに保存してある。
その内容たるや、「ドグラ・マグラ」も顔負けの、ドロドロのエログロで、一読してこちらもめまいを覚えるくらいだった。

これまた紙媒体への「憑き」であって、人間は病むことよりも、病膏肓に入る、即ち、自らの奥底から病源を引き出すのだ。

生まれながらの狂い、病いは、もはや病気ではない。治る、治らないの問題ではないのだから、一生のあいだ、苦しみながらつきあっていかなくてはならないのである。

従って、幽霊やお化け、心霊現象と名のつく出来事に出くわしても、慌てず騒がず、自らの心のままにゆったりと恐れるべきだ。
狂うがままに、病むがままに。
これも生きるということなのだから。
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