いても立ってもいられず、最後の駅そばを食べに稚内ツアー申し込んできちゃった

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東日本大震災の自粛ムードの中遊びに行くのも不謹慎なような気もしてずいぶん迷ったが、自粛したところで被災者が助かるわけでもなく、いつ自分も災害に巻き込まれるか分からない中で思い残したまま死んでいくのも悔いが残るだろうから、昨日結局今週末の稚内ツアーを申し込んできた。


写真では分かりづらいと思うが、券面に書いてあるのは以下の通り。

ツインクル（ＪＲ北海道の旅行商品のブランド名）会員券
金額入力券（国内企画団体型）
Ｊ４４（実際はカタカナで本名）様
コースNO：B13110001-01
コース名＝ワッカナイシンエキカイギョウキネン
出発日＝４月２日
大人１名＝１９，０００円
釧路支店ＭＲ３発行　2280-8052-01 N421

「ワッカナイシンエキカイギョウキネン」とは、要するにＪＲ北海道旭川支社の企画の専用団体列車「『稚内新駅舎開業記念号』で行くちょっとグルメ＆稚内１泊の旅」である。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2011/110209-1.pdf

その後、大震災を受けて新駅舎開業式典は自粛で中止になっている。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2011/110318-1.pdf

別に稚内の新駅舎に興味があるわけでも、専用団体列車に興味があるわけでもない。

ツアーの行程表に小さく書かれている「稚内到着時にこの日で営業を終了する『日本最北端の駅そば』のサービスがあります（稚内市提供）」という文字が気になっていたのだ。

特段おいしいそばというわけではないのだが、これまでに日記に書いた通り、我が青春の味である。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1674142017&owner_id=18367645

現稚内駅舎の供用終了をもって閉店してしまうことになり、先月食べ納めしに稚内へ行ってきた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1685490171&owner_id=18367645
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690250351&owner_id=18367645

これが食べ納めのつもりだったのだが、このツアーに参加すれば「ホントに最後の１杯」が食べられるんだな、とずっと心残りに思っていた。

新駅舎開業式典の中止などどうだっていい、駅そばさえ食べられれば構わないのである。

ただ、このツアーの金額がちょっと高い上、発着地の旭川往復分の交通費もさらに掛かることや、出発が土曜日の朝８時半前旭川発なので当日釧路出発では全然間に合わず、金曜の夜クルマを運転して旭川へ行くか、金曜の札幌行き夜行バス→札幌から旭川までＪＲ特急で行くか、ないしは金曜日の午後半日休暇を取って都市間バスで旭川に行ってしまって旭川に泊まるしかなく、日程的にちょっとキツく、参加しようかどうしようか迷っていた。

年度替わりで仕事も忙しい時期だから、金曜半日休暇が取れるかどうかはともかくとして、夜クルマで走るか夜行バスで多少無理すれば行けないこともないし、自粛したところで何も被災者の力にはなれないわけで、思い残したまま残念に思い続けるのもよくないから、思い切って稚内に行っちゃうことに決め、昨日釧路駅の旅行センターへ申し込みに行ってきたのである。

実は、昨日の時点ですでに募集は締め切られていたのだが、主催しているＪＲ北海道旭川支社に問い合わせてもらったところ満員御礼で締め切ったわけではなく、昨日の時点ですでに出発の５日前でもあり、行程表を送る期間などを考慮して締め切っていただけのようで、受け付けてもらうことができた。

そんなわけで、行程表は郵送ではなく、今日釧路駅旅行センターで代理で作成してもらってきた。

ともかく、ホントに最後の稚内の駅そばを食べに稚内まで行ってくることに決めた。

今年は１月にたこしゃぶで一杯やりに、駅そば閉店が判明して今月初旬にも稚内へ行ったから、これで今年１月からの３ヵ月で３回目の稚内旅行となる。

こんなに頻繁に稚内へ行くのは生涯初めてである。

ちなみに、昨晩１日の旭川の宿をネット検索してみたら、夏にカプセルルームを１泊2980円で泊まったホテルがシングルルームでも1980円になっていた。

集客力のある旭山動物園がある旭川でも自粛ムードで大変なんだな。

ボクは助かっちゃうけど…

そんなわけで、金曜日の宿泊の予約もしちゃったから、釧路から札幌行き夜行バスの線は消えた。

午後半休が取れたら旭川行き都市間バス、仕事がサボれなかったら夜クルマを運転して夜中旭川に到着、ということになる。