今回のテーマは「錬金術」である。
ガラクタから金を作り出すという妄執にとらわれ、その結果、人類は化学の面で大いに進歩した。
しかし、同時に、巨万の富を夢見た人間の妄念も、“大いに進歩し、ついには化学変化を遂げた”事実も忘れてはならない。
つまり。
人生の意義を、巨万の富を夢見る行為そのものに見出すことに目覚めるのである。
そうでなければ、来る日も来る日も単調かつ失敗の繰り返しに精神的に耐えられるはずがないだろう。
その際の心の持っていきかたがこんにち、進歩したわけだが、そのひとつに「セルフ・ホムンクルス」がある。
自分自身の心身を材料に、新しい自分自身を精製しようという試みだ。
これを成し遂げようとしたのが、マイケル・ジャクソンである。
整形に次ぐ整形で外観も変え、奇行に奇行を重ねて中身も変えようとした中途で亡くなってしまったが、もし生きていれば、マイケルはきっとまだ化学変化し続けていたであろう。
私は若い頃、映画「ドラッグストア・カウボーイ」の真似をして、風邪薬や頭痛薬などをちゃんぽんにして大量に飲み下すことで、麻薬と同じ効果を得るという行為にハマッたことがあるが、あれもセルフ・ホムンクルスのひとつのカタチだ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=72808075&owner_id=1640816
と、超常現象研究会のお嬢様先生、少女たちに熱心に精神的錬金術の説明をしたわけだが、前回はタガが外れるまで踊り狂う、今回は自分の正体が分からなくなるまで変身し続けることをススメたので、学校的には非常に不道徳極まりない。
でも、そういう世界を知ることで、少なくとも彼女たちはフツーの世界から一歩下がって物事を眺められるはずだ。
それこそが錬金術、ひいてはオカルトの意義なのだと言っても過言ではない。
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