スカッとするアクション漫画が読みたい。

犬神図書館に帰還していきなり、犬神チルドレンのお父さん(34歳)がマンガを借りに来た。
「どーもいつもスイマセン、今度は、その、何かこう・・・イイ感じにスカッとするアクションが読みたいッス」とお父さん。
「おたくはルパン(ルパン三世)が好きなんだよね?ワイルド(ワイルド7)より?」と私。
「エエ、望月三起也先生よりモンキー・パンチ先生の方が安心出来るんですよね」

モンキー・パンチ先生もけっこうエグいアクションシーンを描いているのだが、ハナシが望月三起也先生よりカルく読めるのがイイらしい。

つまり、お父さんにとってスカッとする基準は、ハードボイルドでありながら、カルく、ユルく。

そうなると、一つしか浮かばない。

ゴラクで連載中のむとうひろし先生による「今日からヒットマン」だ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3

私がむとうひろし先生の作品を初めて読んだのは、ヤンマガで短期連載していた「Pay Off」で、こちらでもカルい性格の殺し屋を描いている。
殺し屋は重くなければダメだ!!とキメ込む人は、ハッキリ言って大藪春彦の読みすぎである。
表面はヘラヘラしているからこそ、殺しのシーンはこれ以上ないほどに引き締まるのだ。
そのへんが新しく、そしてイマドキでカッコよかった。

「Pay Off」の主人公をそのままサラリーマンにしたのが「今日からヒットマン」で、こちらも新しいカッコよさに満ち溢れている。

当然、人気作品であり、2009年には武田真治主演で映画化されている。



http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334712

「おたくもおんなじ34歳。なかなか共感出来るかもよ」と私。
「そーですか!!いやぁ、ありがとうございます!!お借りします!!あ、コレ、田舎のわさび漬けですけど、よかったら召し上がって下さい」
「うん、大好物。ありがたく頂きますよ」

というわけで。
まだ読んでない人は是非。
犬神図書館イチオシのアクション漫画です。