あの「赤ずきん」がファンタジー大作となってスクリーンに登場
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1456665&media_id=98
映画では「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のニール・ジョーダン監督の「狼の血族」が最高峰と信じて疑いませんが、
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3417#1
幼稚園の時に「赤ずきんちゃん」のおおかみ役を演じた私に言わせれば、絵本の段階からもうすでに赤ずきんちゃんは“子供のためのエロ本”なんですよね(幼稚園の時のおおかみ役の写真は以下の過去日記をご参照あれ)。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1050218358&owner_id=1640816
私が生まれて初めて読んだ赤ずきんは、母が洋書専門店から買ってきた洋書の絵本で、挿絵はアーサー・ラッカムでした。ラッカムの絵はごらんのように、“目で撫でるような触感”がたまらない感じで、幼少時の私を奇妙な気分にさせたものでした。
次は小学生の時に出会ったドレの赤ずきん。これは有名な挿絵なので、一度はごらんになったことがあるはずです。これまた奇妙な妄想に浸るには十分なものでした。
他にも赤ずきんをテーマにした漫画、イラスト、写真などをイロイロ見てきましたが、それが例え子供向けのアニメ絵であっても、おおかみに食べられるという設定がある以上、その際の“駆け引き”がセックスにダイレクトにつながるのはもうしょうがないんですよね。
実際。
子供心に「赤ずきんちゃん」って結局なんなんだ?って疑問に思ってましたもの。笑。
読み聞かせる母も幼稚園の先生もやけに早口で、詳しい説明はしなかったことは今でもよく覚えていて、大人って汚ねーなーと。笑。
で、我が国では、イロイロなカタチにアレンジされた赤ずきんものが出ておりますが、そのなかでもイチバンぶっ飛んだ作品をご紹介しましょう。
「おはなしのたからばこ24 赤ずきん」
いしいしんじ/文
ほしよりこ/絵
あたい赤ずきん。スカ生まれのスカ育ち。
の一文で始まるハコ乗りのヤンキー赤ずきん!!あらゆる意味で、最も日本的な赤ずきんでしたね。オススメ、必読!!
というわけで。
ニュースのファンタジー大作に昇華されるという最新版「赤ずきん」ですが、「不思議の国のアリス」もそうであったように、世界に広がるそれぞれのイメージの一部分にスポイルされることでしょう。
私たちは私たちの心の奥に、一人の赤ずきん、一匹のおおかみをしまっておけばいいのです。
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