mixiユーザー(id:1674699)

2010年08月16日23:56

337 view

名曲選「まちぶせ」石川ひとみ

78年デビュー以来、フォトジェニック的な人気は高かったのですが
今ひとつヒットに結びついていませんでした
「まちぶせ」以前の最大のヒットは、2曲目の「くるみ割り人形」
最高42位ながら、登場15週 6.2万枚とスマッシュヒットでした
歌手面ではもやもやしていた彼女の11枚目のシングルが「まちぶせ」
4月の発売から徐々に評判を上げていき、8月に入ってから10位入り
してきます

いわずと知れたユーミンの作品で、三木聖子の(76年)カバーです
三木聖子の評判がすこぶる高いんですよ
声量の劣る三木盤の切なさが良いんでしょうかね
僕は安心して聴ける石川盤の方がどちらかといえば好きかな
ユーミンのストーリー性のある歌詞、絵が見えてくるようなメロディと
なんと言っても松任谷正隆のアレンジが素晴らしすぎますね
イントロからして歌の世界へトリップさせてくれます

事務所の先輩の作品のカバーで大きな賭けに出たわけですが
ものの見事に大当たり
ベストテンにもランクイン、年末には紅白へ涙の初出場となり
大団円となります
売れない頃から支えてきたファンにとっては、この上もなく
喜ばしいことだったに違いありません
ファン心理の裏腹な様子を的確に表した記述が資料本にあったので
あったので書いてみます

『ベストテン・紅白と「達成」してしまったことで、緊張の糸が
切れてしまった・・・と当時のファンは表現している
彼等を支えていたものは、魅力がありながら売れない不幸な美少女を
幸せにしたいという思いがあり、彼女が売れて幸せになった瞬間
応援する意味が失われ、虚脱状態に陥ってしまった』
・・・う〜ん、まさにファン心理って、こんなもんなんでしょうね

かくして石川ひとみは「まちぶせ」以降、元の地味なセールスに
戻ります 良い作品はあるんですけどね
玉置浩二作曲の「恋」なんかいいなぁ
その後B型慢性肝炎を患い、表舞台から姿を消します
世間から冷たい偏見を受け辛い時期だったそうです

タレントして復活してからは、懐古系の番組で「まちぶせ」を
披露してますが、キーも声量も変わらないボーカルの
強さを見せています これは驚異的と言えるでしょう

発売81年4月 最高6位 登場30週 39.7万枚
オリコン22-19-15-12-11-8-7-6-6-8-9-11-17
ベストテン17-11-6-7-6-3-4-3-6-7-8-17
かじやん19-16-15-11-10-7-4-4-5-6-8-9-14-20

http://www.youtube.com/watch?v=eS-rIMs2jhA
↑音源

http://www.youtube.com/watch?v=WMl6fa-uQHE&feature=related
↑ベストテン このセット!よ〜く覚えてます 懐かしい

http://www.youtube.com/watch?v=muUzcWSjqBc
↑2010年の映像 いろんな意味で驚異的
0 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する