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2010年08月06日21:15

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わたしはきっとゴジラになります。

広島で65回目の「原爆の日」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1300287&media_id=88

私がヒロシマを初めて知ったのは、小学校の時体育館で上映した「ピカドン」だった。



観てて、何とも言いようがない激しい怒りと悲しみがわき起こってきて、生きながら怨霊と化したような気分になったものだ。
それで感想文に、「アメリカもおなじ目にあわせてやります」と書いたら、後で親を呼ばれる羽目になった(来たのは祖母であった)のだが、あれはいまだに納得がいかない。

あんなむごい爆弾を落とされて頭にこない人間がいるか!!

それから。
中学時代に祖父の知人の仏教徒が危篤状態になったので、祖父と一緒に見舞ったら、最期に映画「ゴジラ」がもう一度観たいと言ってきた。
幸い、怪獣マニアの家庭教師からビデオをもらっていたので、病室にモニターとビデオデッキを持ち込み、「ゴジラ」を流してあげた。
彼はありがとう、ありがとうと何度も言い、ゴジラが放射能を吐いて東京を火の海にするシーンを食い入るように眺めながら、そのまま亡くなった。



後で聞くと、彼は広島出身で被爆者だった。広島で何もかも失ったので、働き口を求めて上京したところで祖父と知り合い、近所の大きなお寺の事務員として落ち着いたのであった。
ところが、原爆症で身体をむしばまれて、余命わずかと宣告された彼の心情は察するに余りある。
それで彼は映画「ゴジラ」にはけ口を求めた。
原爆以上の破壊力を持つ水爆の落とし子、ゴジラ。
彼はヒロシマ、ナガサキの怨念を一身に背負って、大怪獣に乗り移ることを夢見て、アメリカの犬になり果てた帝都、アメリカ本土を破壊する様を夢想して、自らを慰めたのだ。
以下は、彼の遺品から発見したノートに書かれてあった一文である。

わたしは死んだらゴジラになるでしょう。
ゴジラになって、ヒロシマとナガサキの恨みを晴らしてやるのです。
食らったぶんの、放射能を、そっくりそのまま吐いて、東京、アメリカを焼きつくしてやります。
そうして因果応報を身をもって味わってください。
わたしはきっとゴジラになります。


私は読んで、「ピカドン」を観た時以来の、何とも言いようがない、激しい怒りと悲しみを覚えたが、今度は悲しみの方が大きかった。
大粒の涙を流し、テレビや新聞でのうのうと被爆者の心情を核廃絶に置き換え、政治的なアピール、パフォーマンスに利用する国家を心の底から憎んだ。

その気持ちは今でも変わっていない。

ほんとうに、怒りと悲しみしかないのだ、ヒロシマとナガサキには・・・


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