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2010年05月12日20:54

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映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」を観る。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330171



なかなか我が国で公開のメドが立たないのでシビレを切らした私は、アメリカの友人に頼んであちらではとっくにDVD化されている映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」を送ってもらい、かぶりつくように観た。
ディレクターズ・カット版、ブルーレイ。
当然、字幕なし、吹き替えなし。

でも私は大音量であれば英語が分かるし、加えて読唇で何を喋っているのか理解出来るので問題なく楽しめた。

そう、本作品はハリウッド的には散々な評判の割には、同じ日本人の清水崇監督の「The Grudge」(邦題は呪怨)よりは全然完成度の高いホラーだと思う。
それはブルック・シールズ、ヴィニー・ジョーンズという一癖も二癖もある俳優を使って、演技に厚味を増しているだけではない。
クライヴ・バーカーの原作を無視してまで強引にまとめたホンと、それをしっかり丁寧に撮り上げた北村龍平監督の手腕によるところが大きい。

原作レイプという原作を映画化した作品に対する酷評があるけれども、原作の大ファンである私から観て、北村監督なりのスラッシャー表現にオリジナリティを感じたので、映画でなければ出来ないことにこだわったと評価したい。

私はインディーズ作品「VERSUS」で北村監督を知ったのだが、この作品のスピード感に度肝を抜かれたので、次の作品でもやってくれると期待していたら「あずみ」などの国内映画のあんまりな出来に、なるほど日本向けではない監督だと思った。

それだけに、「ミッドナイト・ミート・トレイン」でも色々あったようだけれども、これからが大いに楽しみで仕方がない。

個人的には、ダークヒーローものを撮る企画があったら、北村監督を起用すべきだと思う。スポーンのリメイクとか。
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