神様も仏様もセックスがお好き。

アメリカの友人の親友が私の話を聞き、SEX TOY開発・製造の会社の社長をしている父親に話したところ、何か感銘を受けたらしく、わざわざ国際郵便で丁寧に「商品開発への協力」を依頼してきました。

一体何に感銘を受けたのかってえと、聞く人によっては怪訝な顔をするでしょうが、以下の言葉です。

“キリストもお釈迦様もマホメットも男なんだから、それぞれのちんちんも崇めるべき!!”

社長は厳格なカトリックの家に育ち、それなりの道徳観を身につけたチェリーボーイだったそうですが、サマースクールで仲間たちとラクエル・ウェルチ(註:映画「恐竜百万年」などに出演した６０年代後半から７０年代にかけてのセクシー女優。ベトナム戦争に従軍した若者たちのオナペットのトップであった)のグラビアを眺めながら、みんなで湖に向かって射精して以来、磔になったキリストのペニスが大きく勃起するイメージが脳裏に強烈に焼き付き、そのイメージを払拭するためにセックスマニアになり、大人のおもちゃを作る職人にまで進み、社長になった・・・その裏には罪悪感があって、それが原動力になったのかもしれないと、これまた長々と手紙に書き添えられてありました。

でも。

あなたの言葉で、スッキリしました。
私のイメージ、キリストの勃起は聖なるもののひとつなのですね、と書いているのには、さすがに面くらいましたけれども、心が晴れたのなら善きかなと思うことにしました。

私がキリスト、釈迦、マホメットのペニスをあげたのは、実はものすごく即物的な意味で、以下のような昔の大人のおもちゃがあることを知っていたからです。





ここで、再確認いたしましょう。
そもそも大人のおもちゃには二通りの使い方があります。

ひとつは、実用的、機能的な使い方。

もうひとつは、眺めて雰囲気作りを助ける使い方。

少年時代の私は、前者の使い方しか知らないガキんちょで、ヤクザの檀家からもらったヤギの目を一生懸命ちんちんに装着しようとして、ブチッと切ってしまったことがありますが、そういう失敗から大人のおもちゃにはただ眺めるだけでその気にさせるものがあるという、大人ならではの楽しみ方があると学んだわけです。

しかし。

女は雰囲気作りも大切ですが、それ以上に、実用的、機能的でなければこちらのちんちんを勃起状態のままもぎ取ってしまいかねないくらい獰猛な生き物ですから、イマドキの大人のおもちゃというのは、二通りの使い方をひとつに融合するのが求められているのです。

携帯が登場した頃は、着信音だけでなくバイブレーションでも着信を知らせるところに目をつけて、以下のようなホームメイド・セックス・トイをこしらえました。



単に、携帯をコンドームに入れて、女の子のアソコに突っ込むだけなのですが、待ち合わせの時に私が携帯でメールで到着したことを知らせるのを、アソコで受け止めて群衆のなかで悶える・・・
コレが最高にたまらん、と当時の彼女は申しておりました。苦笑。
これが雰囲気作り、実用的、機能的をまとめたひとつの例なんです。

さて。

社長が掲げたイマドキのセックス・トイのサイトを覗いてみますと、今いちばん人気のある売れ筋商品はディルドーだと分かりました。
なるほど、アメリカ野郎のちんちんはただでさえ魚肉ソーセージみたいに柔らかいのに、男臭いのが少なくなってくる現状じゃあ、猛禽類である女たちは満足出来ませんわな。





逆に野郎の方がケツに突っ込まれるためのディルドーまである始末ですし・・・苦笑。

そこで。出来たら、神様、仏様のペニスをデザインして、それをディルドーにしたいとのなので、私は実用的、機能的であるよりも雰囲気作りに重きをおいたデザインを考えることにしました。

ウチは浄土真宗ですが、私の存在そのものは坊主仲間のあいだでは、“歓喜天”なんですよ。笑。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%93%E5%96%9C%E5%A4%A9

くわえて、こういう悪魔インクブスのディルドーを外国土産に買ってきて、お寺の自室に飾って拝んでいるくらいですから、



歓喜天、インクブス、そして我が国古来のディルドーである天狗の鼻を加えれば、案外たやすくイメージは速く固まることでしょう。



・・・・・・

というわけで。
デザインが決まり次第、自分でシリコンとプラスティックでもって自作してみます。
つきましては、その試作品のモニターになってくれる方を募集します。
男でも可。

自作の過程で、以下のキットで遊んでみますが、彼氏、または自分のが欲しい方には材料をお分けしましょう。笑。

http://www.1night-heaven.com/shop/details/E002.html