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2010年03月23日18:23

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男夫産子のこと。

はるな愛、フランス人男性にメロメロ!? 絵本に癒され「子供2人ぐらい産みたい」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1150550&media_id=54

男でも子供は産めるのか?と問われたら、私は奇怪ではあるけれど産めるかもしれないと答えるでしょう。

祖父の蔵書のなかに、江戸時代の随筆「斉諧俗談」という本がありまして、そのなかに「男夫産子」と題して、以下のような話が記録されています。

五雑爼に云。宋の宣和六年に青果を売る男有、孕で女子を産といふ。また大明の周文襄と云人姑蘇といふ所に在し日、男夫の子を産むと告る者あり、周文襄答へずして、諸門子を見て云。汝等これを慎め。近来男色のはなはだしき事、女色に勝れり。それ必至の勢なりと云。

これだけでは、時代が時代ですから、事例として認めるのははばかられるのですが、祖父は女系家族に産まれた唯一の男子が強盗に襲われて犯された後、健康な女子を出産した事実を目の当たりにしています。日記によると大正十年の十二月の出来事だそうで、妖怪の記事などでおなじみの東京日日新聞が喜びそうなネタではあるけれども、祖父はくだんの男子が女系家族ゆえの、跡取り確保のための苦渋の決断のあらわれだったのではないかと推測しています。即ち、女子を男子として育てていたのではないかと。
でも、男子が子供を産んだと、かかりつけのお医者先生が興奮気味に語るのを聞いて、祖父は詳しく突っ込んで人体の神秘を知るに至ったのですが、どこから産んだのかというと、「帝王切開」だったそうで、膵臓と肝臓のはざまに出来た子宮のような肉袋のなかに胎児が入っていたと・・・
へその緒は?卵子はどこから来たのか?と祖父はしつこく食い下がり、へその緒は肝臓につながっていたことが判明し、卵子と精子がどういう過程で受精に至ったのかは不明と・・・

私は「子宮外妊娠」という子宮のなかではなく、外で胎児が形成されていく例を思い浮かべましたが、男性のはらわたのなかで胎児が形成されていくのはどうしても説明がつかないので、やはりくだんの男子が元々女子だったのではないかという結論に行きたくなります。
でもそれだと、子宮ではなく肝臓にへその緒がつながる説明がつかないし・・・

当時の祖父とおなじく、私も頭を抱えてしまうわけですが、とにかくくだんの男子は死ぬまで男子としての戸籍だったし、嫡子として認められた女子は後々、嫁に行って健康な子供を産んだとのこと。

それで祖父はこうまとめています。
「説明しがたきものは、法律で格好をつける他ない」と。
即ち、戸籍です。戸籍上、認められてしまえば、例え宇宙人の子供であろうとも大手を振って生きていけるのです。

というわけで。
はるな愛さんは、戸籍上はどっちなのかは知りませんが、戸籍に次ぐ、法律にも勝る格好、世間的に認可されたニューハーフという売りで、人為的に出産を可能にして子宝に恵まれても立派に格好がつくでしょう。

実際、将来子連れでそこらへんを歩いていたとしても違和感ないですしね。
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