東海道本線が熱海を通らず御殿場線のルートを取っていた明治期、小田原から熱海まで25km余り(写真1)を、人間が客車を押して走る豆相人車鉄道というものが存在していた。
その後明治41年に蒸気機関車牽引の熱海軽便鉄道に発展したが、関東大震災により大正13年に鉄道事業の幕を閉じた。丹那トンネルが開通し、東海道線が現在の熱海を通るようになるのはその10年後である。
今回湯河原にある和菓子処・味楽庵
http://www.mirakuan.com/index.html
を訪ねた。
そこには当時の人車客車のレプリカが置かれている(写真2)
さすがにこの廃線跡をたどる事は今は無理であろう。
この店のみかん最中(写真3)がおすすめだ。
みかん最中はマーマレード状にしたみかんを白あんに練りこんだ特徴ある一品。皮には人車がデザインされている。ミカンの香りがふぅわっとして、甘さは控えめ。
以前頂き物で初めて口にしてから我が家はファンになった。
伊豆に行く際は、ちょっと寄り道してみてください。
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