mixiユーザー(id:20129719)

2009年12月04日01:22

9 view

しなの鉄道 大屋駅 から丸子へ

小諸と上田の間にある、しな鉄・大屋駅は1896年(明治29年)の開業である。
フォト

当時製糸で栄えた南部の丸子の住民が中心となり、依田窪から岡谷、諏訪まで歩いて署名と寄付を集め、日本初の請願駅として誕生したそうだ。
駅入口横には停車場の記念碑がある。
フォト


切妻屋根・下見板張りの木造駅舎の前面には所狭しと自販機が並ぶ。
フォト

その側面には微妙な間隔で酒とタバコの琺瑯看板が…
フォト


待合に入る。クラシックな外観とは裏腹に、内装は今風である。
フォト

駅売店もココのは鍵屋やPC修理など、よろず屋のようであった。

ふとふりかえると、レトロなベンチと掛け時計に気づく。
フォト

フォト

大正11年にこの駅に設置された古時計だそうだ。

信越本線時代からのホームは現在は2面2線の構造である。
フォト

フォト

下りホームには丸子町の案内と思われる看板があるがすっかり色褪せて判読が難しい。
フォト


実はこの駅は1969年(昭和44年)まで、上田丸子電鉄丸子線も発着していた。
丸子の住民はこの駅だけでは飽き足りず、丸子鉄道を設立して、大正7年に大屋駅と丸子町を結ぶ鉄道を開通させた。昭和になり上田温泉電軌と合併して丸子線となった。
丸子線の駅は現駅舎の上田側横から1番線ホームの反対面を使用し、スイッチバック形式で上田東と丸子町を結んでいた。
フォトこの辺が丸子線駅跡付近

現在は廃線跡はそのまま道路になっている。
終点丸子町駅跡はスーパーの敷地になっている。
フォト

この一角に今なお車止めとして古レールが残っている。
フォト

そして廃線後40年を経ても「駅前通り」の名はそのままだ。
フォト

地元住民の鉄道に対する熱い気持ちがうかがえる。





0 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する