図書館でさりげなく借りてきたエッセイ、
科学書に見えたが、実はほぼ育児書だった……
昆虫好きな方はもちろん、
虫嫌いの方が読んでも、ものすごく面白いかも
特に、小さな子どもがいる方にはお勧めだ
ブクログにも加えておきました。
●昆虫楽園(澤口 たまみ)……山と溪谷社
http://booklog.jp/users/tooriame
澤口 たまみさんのエッセイは、
中学校の教科書に載ってた『虫のつぶやき聞こえたよ』で
始めて読んだ。
日本の昆虫好きな女性としては、先駆的な方だろう。
このような方が、
幼児教育や絵本作りに関わっている事実は、ものすごく嬉しい
幼児は、ほぼ例外なく虫が大好きであるし
このエッセイは、『虫の目線
』で書くことを目指したそうだが、
それは予想以上に難しかったそうだ。
たしかに昆虫心理は、人間の常識を持っている限り、
理解するのは容易ではない
宮部みゆきさんのミステリーで、
「主人公が財布」というものがあったが、
虫を主人公に、一人称で語るのは、それ以上の難しさかもしれない。
このエッセイで気になったのが、
「昆虫好きな親が、虫嫌いな子どもを育ててしまうケース」だった。
勉強を教えるようにして、
「これはスジモンヒトリだよ、これはオオカマキリだよ……
」
とやってしまうと、虫嫌いにしてしまうことがあるそうだ。
たしかに、お勉強スタイルで語れば、
音楽は「音が苦
」になり、
数学は「数が苦
」になってしまうものだろう。
いつか子どもができたときのために、肝に銘じておかねば。。。
エキサイトの記事でも書いたことがあるが、
「昆虫好きな女性
」は、個人的に注目してるテーマ。
まだ、かなりの少数派かもしれないが
びっくりするほどに、すばらしい方ばかりだからである。
昆虫好き同士でグループになれば、
アイドル・芸能人として大ヒット間違いなしでは
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