衆院選の投票始まる 即日開票
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私の“特殊な趣味”のひとつに、わざわざ雨天時に、屋上へサマーベッドを持ち込んで、そこに海パン姿で寝っ転がり、おなかにバスタオルでくるんだ湯たんぽを乗せて、そのまま雨雲を遠目に観察するというものがある。
これは幼少時に観たリヒャルト・エルツェの「期待」の影響だ。
晴れた青空より、ドンヨリとした曇り空、雨雲を眺めていた方が面白い・・・
少年時代よりこんなことばかりしてきたので、私はすっかり風邪をひきやすい体質になってしまったのだが、代償を払った分、今の私がある。
今までで最高だったのは、ペンペン草が生え放題の中学の屋上で、今日のような台風間近の雨雲を観察したことだった。
開高健の「夏の闇」の冒頭にこんな表現がある。
・・・毎日、朝から雨が降り、古綿のような空がひくくたれさがり、熱や輝きはどこにもない。夏はひどい下痢を起し、どこもかしこもただ冷たくて、じとじとし、薄暗かった。膿んだり、分泌したり、醗酵したりするものは何もなかった。それが私には好ましかった。
ここまでくれば、みなさんはお気づきのことだろう。
私は一体何が面白くて、雨雲を眺めているのか・・・
投票は朝一番に済ませたけれども、私は投票用紙に記入している間さえも、紙の向こうに雨雲の広がる薄暗い空を眺めていた。
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