万座温泉口を出ると、軌道跡は仙之入地区から県道の南側に逸れる。
この部分は農道になっている。
一帯は高原キャベツの産地だ。スケールの大きい風景が広がる。
赤川という川を渡ると農道から逸れ、森の中に手付かずの軌道跡として残っている。
今まで何度も見た掘割状の軌道跡だ。
切り通しの中を軌道跡が伸びている。
農道から離れるにつれ、軌道跡は自然に還って行く。
ここで藪が深くなり、農道に引き返し、回り道をして軌道跡の先へ向かった。
国道近くのわき道にこのような状態で接続していた。
このあとは再び道を逸れ、林の中を掘割が抜けていく。
この後県道に再び合流し、その北側を並走すると、まもなく県道両側が開けたところに出る。ここが草津前口駅跡だ。
この駅名は草津町、前口地区という意味だ
次の区間は北部のハイライトの遺構がみられる。
(続く)
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