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2009年06月04日22:18

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官能昔話っつったら、艶ばなしだろ!!

「女のツボがわかる!?」男性声優が昔話を官能的に朗読するCDが話題に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=857346&media_id=53

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コレ、万太郎んとこの馨が持ってて、私も聴いたことがありますけれど、とんでもねえくらいに鳥肌たっちまいました。笑。
歯が浮くどころの騒ぎじゃねえ。

試みとしては面白いかもしれねえけど、官能昔話っつったら、世間一般としては「艶ばなし」を指すわけで、そこらへんはキッチリして欲しいと思いましたねえ。

艶ばなし、いわゆる艶笑。古代ギリシャの演劇からすでに確立されていたジャンルで、世界各国どこでもお国柄を忍ばせる艶笑譚が伝わっているくらい、幅広く、そして奥深い世界なのです。

個人的には性愛文学にまで高められつつも、下ネタとしても思いっきりお下品な作品が大好きで、例えば、アポリネールの「若きドン・ジュアンの冒険」は私の大のお気に入りです。
映画化もされていて、我が国では「蒼い衝動」という邦題で公開されましたから、私と同世代の方々は覚えていらっしゃることでしょう。

脱線失礼。大体、エロティックに読み上げるよりも、エロ話を上品に語る方が断然いやらしいと思うわけですよ。

以下に、私が語ってみせましょう。

「四人の尼さん」

昔、昔あるところにたいそう女たらしの男がおった。
世間のおなごはあらかた試したことがあるというほどの女好きじゃった。
ある時、何とかして尼さんを試してみたいと、あれこれ考えておった。ある大嵐の晩、いいことを思いついて早速尼寺へ出かけていったと。
わざとずぶ濡れになると、尼寺の門を叩いて助けを求めたんじゃ。
何事かと思うた尼さんが表に出てみると、若い男がブルブル震えながらうずくまっておる。
こりゃ大変と、尼寺のなかへ運び込むと、四人の尼さんが入れかわり、立ちかわり介抱してやったんじゃ。
男はすぐ元気になったんじゃが、大嵐のこととて外へ出ることも出来ん。
その夜は、男の思い通り、尼寺に泊めてもらうことになったと。
寝る前に、風呂さ入って尼さんに背中さ流してもろうたんじゃ。
尼さんは、男が前にぶら下げているものを見て、「もし、あなた様の前についているものは一体何に使うものですか」と聞いたんじゃ。
男は「これはあなた様たちのために使うもんで、夜更けに一人ずつおらの寝床に来れば教えてやるべ」と言うた。
そこで四人の尼さんたちは順番を決めて一人ずつ男の部屋さ行ったんじゃ。
あくる日、尼さんたちはゆうべの感想を一人ずつ話すことにした。
最初の尼さんは「大掃除のあとのようじゃった」。
「それはどんな意味じゃ」
「なにやら疲れるばかりじゃ」
「それはどんな意味じゃ」
「なにやら疲れるばかりで、身体じゅうの力が抜けてしもうた」
二番目の尼さんは「庵主様からもろうたおやつの団子のようじゃった」
「それはどんな意味じゃ」
「もう少し大きかったらええのになあ」
三番目の尼さんは「耳かきをしてもらってるようじゃった」
「それはどんな意味じゃ」
「もちっと奥まで入ればええのになあ」
最後の尼さんは「闇夜に辻斬りに出会うた感じじゃった」
「それはどんな意味じゃ」
「いつ抜かれるか、いつ抜かれるかと思うと気が気でなかった」と言うたとさ。

と、このように、内容が内容でも、語り口さえキレイであれば、余計そそるもんなんでござんすよ。

女のツボたあ、笑わせやがりますねえ、まっ、腐女子ってえのは所詮お子ちゃまですから、これから先、開発のしがいがあると思えば、ニュースのはカワイイもんだと思えるってもんです。ニヤッ。
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