最近、檀家の話だと、ロビーで待っている際に聞こえてくる縁側での私と隣近所の禅僧の万太郎の世間話が、苦笑を誘うほど面白いらしい。
ホントかどうか、読者の判断を仰ぐべく、思い返しながら記録を取っていくことにした。
第一回目は「女の子の魅力」について。
ちなみに、せいまんのせいは、私の本名からのせい、まんは万太郎のまんである。
「最近、女の子を見る時にどこから見る?」と私。
「そうさな・・・やっぱり目だね!」と万太郎。
「ほほう、俺も目だな・・・やっぱり目を見るとたいていのことは分かるよな」
「輝きの度合いから色々とな・・・やっぱりガキの頃『魔女っ子メグちゃん』を観てたのはデカかったよな」
「そうそう、あのオープニングの歌詞がまたそそったよな」
「あんなにグッとくるもんはなかったぜ・・・パンチラもあったし・・・特にノンちゃんが一番興奮したなぁ・・・」
「ああ、ノンちゃんはメグちゃんに比べて何かエロかったよな」
「実は奥さんと知り合った頃、ノンちゃんのコスプレをお願いしたことがあるんだよ」
「マジで!?」
「うん、髪型はちょうどあんな感じだったから、後は真っ青に染めてもらって、肌も蒼く塗って、ヘアも水色に・・・」
「おい、おい!!」
「・・・とお願いしたら、バカじゃないの!!と拒否られちまった」
「当たりめえだ!!」
「その代わり、例のあのポーズ、Vサインを横に流してウインクを覗かせるってやつは何度もやってもらったけどね」
「俺はあのサインに一番興奮したんだけどね。ほら、Vサインをこう股間に当てると、やらしいだろ?」
「そりゃおめえだけだよ!!・・・ちと話が脱線しちまったが、メグちゃん観てて、俺らは悶々してたわけだけど、当時の女の子たちはどれだけ共感してたんかね?」
「俺の知る限り、当時の女の子たちは結構冷めてたぜ・・・クラスメイトの一人なんか身体がかゆくなるって言ってたなぁ・・・」
「そうすっと、メグちゃんに憧れるってえのは、後の世代ってわけだ?」
「そうだね、若いコスプレイヤーを見てると、若い世代ほど身体がかゆくならなねえようだな・・・」
「ちょっと待てよ、以前から思ってたんだけど、コスプレイヤーともおつきあいがあるのかよ、おめえ?」
「ああ。コミケとかは一回こっきりしかねえけど、プライベートでおつきあいしてるよ」
「畜生、俺にも紹介しろよ!!」
「紹介してどうするんだよ、ノンちゃんをやってもらいてえのか?奥さん怒るぞ」
「イヤ、若いのには今風に、オシャレ魔女ラブ&ベリーをやってもらいてえな・・・」
「どんだけ魔女好きなんだってえの!!」
「魔女っ子であればあるほど、女の子の魅力が浮き彫りになると思わねえか?」
「それを言うなら、万太郎、俺の趣味にも賛同しろよ。エコエコアザラクの黒井ミサも女の子らしいとな」
「アレ、怖えじゃんかよ!!ガキの頃キンタマどんだけ縮み上がったことか!!・・・」
「普通はそこ止まりだがな。ガキの頃俺はミサとキスするイメトレをしてたんだぜ。それが想像力の限界突破ってやつなんだ」
「そうか、それがおめえが俺よりモテる秘訣なんだな。よーし、分かった、俺も鍛えなきゃな」
「女の子の魅力ってのはさ、女の子だけでなく、男の子からも引き出せるくらいでないとダメなんだぜ。イヤ、例え、じじいだろうが、ばばあだろうが、胸のなかに甘いものを育てて、そいつを味わうのを自覚させるのが究極の引き出し方だな」
「分かるような、分からねえような・・・」
「禅問答に比べりゃやさしいぜ。まあ、でも、今回はおかげでメグちゃんを久しぶりに思い出せたよ。帰ったら早速ようつべで観るとすっか」
「おらぁ、もう一度奥さんにノンちゃんのコスプレをお願いしてみるよ」
「ヘアまで染めるのはやめとけよ。顔料って舐めると苦いどころじゃねえぜ」
「やったことあんのかよ!!」
こんなバカ話に聞き耳をたてる檀家も檀家なのだが・・・苦笑。
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