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2021年01月18日08:08

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共通テストの最大の欠点

それは、ズバリ、平均点が高すぎること。。

1 思考力の試験ではなく、ソツのなさの試験になっている。
たとえば、国語などは、150点の人と195点の人を比べると、後者が前者より三割増しの力があるのではなく、45点分だけ注意力と運があるということに過ぎない。

2 大した思考力や理解力が必要がない試験である。
あれだけ平均点が高いということは、要求されている頭の水準が高くないということだ。
今回の漢文は、詩が出たが、詩どころか、文章を散文のようにつなげて、普通に読めればいいような問題(センター試験時代から同じ)である。基礎的な漢字の力があれば意味が分かるという幼稚な試験だ。

3 だから、青年に誤ったメッセージを発している。
「参考書や問題集に書かれていることを勉強すれば、一流大に行ける」
「『この本を三回やったら、☓☓大に合格する』など、勉強とは作業である」
「官僚や一流企業総合職など社会のリーダーとは、人が言っていることに服従する能力の持ち主だ」
(そうしたエリート像の反動として、凡庸陳腐な思い付きを「独創性」と勘違いし、図々しさを「行動力」と勘違いした、異様な起業家志向が出てくる。一部の大人は、あろうことか、そういう青年の夢想を生きる力に裏打ちされた起業家志向と、称揚する)

4 才能を伸ばせない。
ぼくは、大学入学後から今まで、数学が必要になったことはない。一切ない。確かに、数学は大切。しかし、共通テストで85%を取る努力は、必要がない。同様に、将来数学者になる人に、古文や漢文で高得点する能力は必要ないだろう。
漢文などは、白文だけの本文を出し、解けないヤツは、その辺の軽い問題集をやっても解き方が全くわからないような設問を出し、まじめにやった者(点が欲しいからキレキレの問題集を解いたヤツではなく、読書として白文を読んだ人)が報われる試験にするべきだ。
(ちなみに、英語の受験指導で「長文」という言葉がありますが、入試に出るのは、ウルトラ奇形的な亡国超単文のとりわけ短いのだけです。長文とは、結構な厚さのペーパーバックです)

5 コロナなどの有事に対応できない。
平均点が今の半分だったら、二次試験廃止という措置がとれるかもしれない。しかし、ボーダーが、85%で、全教科の得点一点当たり、数十人が固まっているテストでそれをやったら、あまりにも不公平である。
もしも、平均点が低い難しい試験だったら、有事でなくても二次は聞きたい力だけを試せるだろう。文学部国文科が、本歌取りのような和歌の微妙な解釈だけを出す、英文科が英作文の難問や助動詞の難問だけ出すなど。

どうしてこうなるか。
恐らく、「全国の高校生は高校で高校の勉強をマスターしているはずだ」というような、教条主義的な「夢」と現実を取り違えています。大学で教鞭をとっているはずの出題者が高校の現場、特に検定済み教科書に忖度しているという考え方もできるでしょうね。

…共通テストの悪口を言い出したらキリがありませんが、平均点が高すぎるという問題を放っていおいて、やれ、複数の資料の解釈だのなんだのと、夢みたいな話にこだわるのは、ねえ。。無責任もここに極まれりです。


■初の共通テスト第1日程終了 身近な話題扱う出題目立つ
(朝日新聞デジタル - 01月17日 21:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6380143
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