デザイナー 福田繁雄さん死去
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私が小学校の頃愛読していた雑誌のなかに、科学雑誌「Omni」があった。
現在の「Newton」の前世という感じで、私は特に脳の働きと不思議さを学んだものである。
いまでも覚えているのが、ジョン・レノンを射殺した犯人のマーク・チャップマンの妄想世界の奇怪な風景で、安楽椅子に座るといつでもどこでも目の前でビートルズが演奏を始めるのが「実際に」見えたというものだ。
それは一体どういう仕組みで見えるのだろうか?
その点を別の角度から視界を広げてくれたのが、福田繁雄先生だった。Omniで取り上げられていて、初めてその名前を知ったのだが、以下の作品が強烈な印象だった。
トリック・アート。
エッシャーの絵を実際に「組み立てて」みたり、実際に触ることの出来るだまし絵を展開させた人として、当時の私は心地いいまでにだまされる自分の目に興奮したものだ。
こういう風に見えるからといって、見える通りのものと考えてはいけない・・・
思えば、福田繁雄先生と出会っていなかったら、私は見えるものの通りに固執して、つまらない人生を送っていたであろう。
だから、ほんとうに感謝しても感謝しきれないくらいの気持ちがある。
福田先生、ありがとうございました。
偉大なる茶目っ気に合掌、南無阿弥陀仏。
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