犬神図書館に出入りしている近所の高校生たちが文化祭用にスプラッタなホラー映画を撮るのは、前日、少し触れましたけれども。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=908546836&owner_id=1640816
資金援助と小道具提供、その他と私もドップリかかわっております。笑。
元々はサム・ライミ監督の「死霊のはらわた」を観て感動したのが始まりだったんですよ。
ホラーなのにノリノリの楽しさというのが若者たちの根っこにズキュンと響いたようで、それ以来、犬神図書館でスプラッタについてじっくり勉強しましたね。
そこで、
スプラッター・パンク
というムーヴメントがあったことを知って、非常に興味を持ちました。
スプラッター・パンクとは何か?
創元推理文庫から出てる、ロバート・R・マキャモン他による「死霊たちの宴」(上下二巻組)の解説から引用しましょう。
主要メンバーによれば、団塊世代以後の作家となる彼らの人生に大きな影響をおよぼしている三つの要素、すなわちスプラッター&B級SF映画、ロック音楽、セックス&バイオレンスの比重が高い作品を、小説や映像メディアを通じて表現する活動だという。
分かりやすく言ってしまえば、クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスの二人がそうです。
タランティーノの「デス・プルーフ」でクラッシュして片足がもげる女の子とか、ロドリゲスの「プラネット・テラー」で暴れまくる思いっきりジューシーなゾンビたちとか、まさにスプラッター・パンクの好例でしょう。
我が国では。
井口昇監督の「片腕マシンガンガール」がすぐに思い浮かびますし、古くは園子温監督の「自殺サークル」がスプラッター・パンクの元祖といえるでしょう。
もちろん、社会現象にまでなった「バトルロワイアル」も範疇に入ります。
ここで声を大にして言うべきことは、元々ゾンビが非現実的な存在であるように、画面を真っ赤に染める血みどろ臓物もまた非現実的な象徴なのです。
ほんとうにエグイ表現を目指すならば、彼らは心理的な表現に重きを置くはずです。
人間関係を無視して、ひたすら生首と血しぶきにこだわるのは、文字通り、ひたすら高揚と興奮を求めるがための「演出」であります。
アングラのロックバンドがステージパフォーマンスでニワトリを生きたまま食ってみせたり、豚の臓物を客席に投げ込んだりするのと同じです。
それを表現に込める限り、それ自体はリアルではありません。
そういうわけで。
ウチの若人たちは、ロックバンドを組んで体育館のステージで歌う代わりに、ネットに悪影響を受けた女子高生たちが次々と人を襲って生き肝を喰らうという映像をスクリーンにブチまけるのです。
その裏には、まさしくロックと同じ感情が込められています。
そのアイディアを練りだしたKくんに、私はバックアップを約束しました。
人食い女子高生たちのメイクはこんな感じで。ニヤッ。
http://www.wikihow.com/Make-Fake-Blood
これは血糊やニセモノ臓物のサイト。
英文の方は自分で作るためのレシピ。
こういう風に、若人たちは残り少ない夏休みを血みどろになって頑張っております。にっこり。
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