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2026年08月02日07:42

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パン屋の閉店(7067)

町内に小さな食パン専門店が2軒ある。どちらも家から歩いて4〜5分ほどだ。先にできた「ハレパン」で買っていたが、後からできたパン屋を妻が気に入り、週に2回ほど買ってきた。その店が閉店することになった。

7月中旬、自分がパンを買いに行ったとき、いつも話をしている女性店員が「実は今月で閉店するんです」と言った。続けて「オーナーが契約を更新しないようで、移転するのかどうかも何も決まっていないんです」と話した。店にはパン職人の男性が1人、女性スタッフが3人働いている。

帰宅して妻に話した。
「閉店するんだって。働いている人たちはどうするんかな。オーナーが契約更新しないって、賃料が高いんかな。これからはまたハレパンか?」

以前、この場所では同じ町内の地主が花屋をしていた。

「あそこのパンは好きじゃないからいいわ」

その後も妻が店へ行くたびに話を聞いていたが、やはり「まだ何も決まっていない」「働くのも不安だ」という話だったという。月末の2日間は予約のみの受付となり、行っても商品はなかった。

そして予定どおり、7月31日に閉店した。入口には小さな張り紙が一枚貼ってあるだけだった。

パンが買えなくなったことも残念だが、それ以上に気になるのは、そこで働いていた4人が今どうしているのかということだ。パンはどこでも買える。スーパーにも美味しいパン屋が入っているし、パンの専門店も我が家から車で10分ほどの範囲に3軒ある。

しかし、町内の小さな店には、そうした店にはないものがあった。買い物のついでに交わす何気ない会話、店員との顔なじみの関係、そして町の中での小さなつながりである。

その店がなくなるということは、パン屋が一軒消えるだけではなく、そんな日常の一部まで静かになくなってしまうことなのだ。
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