本日の世見 2025年10月12日(日曜日)
自生植物にも変化が
もはや異常とも言えない気温です。
「暑い」、この言葉がつい出てしまいます。
本来なら、今日あたりから、釧路から紅葉の便りが届くのですが、どうなるのでしょうか。
紅葉前線は、カエデが赤や黄に色づき始める日を線で結んだもので、約50日かけて日本列島を南下して行くはずなのですがね。
このカエデ前線は、桜前線ほど騒がれません。
私は秋の紅葉の風景が大好きです。
日本列島の自然界は、大きく変化しはじめています。
亜寒帯から亜熱帯に広がる日本、今まではその地域に生育する植物でした。
今までは日本の多様な植生がうかがえていましたが、農作物や野生の植物の生育できる北限・南限を見ていきますと、かなり変化をしはじめました。
例えば、主食であるお米。
今から20年前は、夏の気温が低い北海道の一部ではまだ栽培できませんでした。
北海道北西部の遠別町が、稲作の北限地でした。
お茶は静岡県が最大の産地でしたが、秋田県の能代市が栽培の北限地で、檜山地区の檜山茶は北限茶として知られていました。
リンゴは寒い地方、ミカンは暖かい地方と思われていましたね。
栽培技術の進歩もありますが、この20年で随分と変わったと思います。
北海道の花といえばスズランですが、暖かい九州で自生するのがあたり前になったり、暖かい地方でしか育たないと思われていたソテツは、北陸で自生しています。
地球温暖化の影響で、自生植物にも変化がおきています。
阿蘇市でスズランが自生していると信じられますか?
これからは暖地性植物が北海道で自生し、寒冷地の植物が絶滅する日が近づいているのは悲し過ぎます。
自生植物の多くが天然記念物に指定され、保護される日は近いでしょう。
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