http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332286
WOWOWでクリント・イーストウッドの特集をやっていて、犬神移動図書館の梱包作業をしながらBGMのようにチラチラ観た。
劇場で三回も観たので、内容はすっかり頭に入っている。
そのつもりだったのだが、所々新しく気付いたところがあって、作業の手が何度も止まった。
私自身、寄付をしている老人ホームで元軍人の老人の話し相手をつとめているので、映画ではクリストファー・カーリー演じる神父に尋常ではないくらい感情移入出来た。
あんな四角四面な性格ではないけれど、実際に老人の部屋に押しかけて酒はあるかと聞いて一緒に飲みながら怒りに我を忘れたので、あのシーンはほんとうにグサリときた。
それにしても。
クリント・イーストウッド演じるウォルトのなんという素晴らしい生き様。ハリー・キャラハンやマカロニ・ウエスタン時代からの彼を知っている私としては、最初観た時はてっきり銃でカタをつけると思っていたのだが、いい意味で裏切られた。
あれこそ大人の男の魅力ではないかと考えさせられた。
決して自暴自棄ではない、老人の人生の締めくくり方。
だから、懺悔をするシーン、葬式用の背広を仕立てるシーン、バア様の椅子に愛犬をくくりつけるシーンにあらためて泣かされた。
テーマソングもグッとくるものがある。
今度の老人ホームで絶対この作品を流そう。
ウォルトの声は滝田裕介さん。
悪くない。
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