犬神チルドレンのなかには、“一角獣(ユニコーン)倶楽部”という少女たちだけのグループがある。
犬神図書館と、私、犬神博士からセックスに関する秘儀を学び、股間にユニコーンの角を生やそうとする乙女たちの秘密のグループである。
元々、ココの存在そのものがユニコーンの角なのだが、ココを中心に秘密を共有する少女たちが増えてきたので、こういう集まりが出来上がったわけだ。
その倶楽部に、新しい顔が加わった。
真理ちゃんという子で、ココのクラスメイトなのだが、加わる前はおとなしい性格で私のことをただのエロいオッサンと見て、犬神図書館に出入りする犬神チルドレンの面々を物好きと目の端っこで眺めていただけだった。
それが。
実の父親にレイプされたことで、日常の世界と真理ちゃん自身の世界観はひっくり返ったように激変した。
頭のどこかで処女を失うならこんな感じで・・・と思い描いていたのがあっさり崩れ去った現実の残酷さ。
家族も離婚協議で崩壊真っ最中で、真理ちゃんは耐えきれず、家を飛び出し、ココに助けを求め、そこからまっすぐに犬神図書館にやってきた。
私はじっくり話を聞き、次のようにアドバイスした。
「真理ちゃんは一度でもお父さんを初めての相手にと妄想しなかった、とは言えないだろう?女の子はみなそうなんだ、なぜなら、お父さんがいちばん身近なちんちんの持ち主だからさ。小さい頃からお風呂で見てきたお父さんのちんちん、一度でも自分についていないのが不思議だと思わなかった、とは言わないだろう?ほんとうに誰でもそうなんだよ。ココ、おまえもそうだろう?」
「うん」とココ。
「ちんちんがついていなければ、お父さんのものが頭のなかに生えてくるんだよ。それが頭から飛び出して、実際に手で触れられるものになっちまって、真理ちゃんのなかに入ってしまったと・・・そう考えなさい。生身のお父さんはもちろん責められなければいけないけれど、それ以上に真理ちゃん自身に生えてしまったちんちんと真っ向から向かい合うために闘う準備をしなさい」
それで真理ちゃんは、犬神図書館でセックスとエロティシズムに関する本を読み漁りつつ、自己再生の真っ最中である。
傷ついたなら、傷を舐めようとせず、傷口から薔薇の香りを漂わせろ。
心のなかで父親と逢ったら、殺してからその死体を抱いて愛せよ。
そうして、頭のなかのちんちんを猛々しく勃起させて、一角獣の角に変えるのだ・・・
このように。
私は傷ついた少女たちをより強く、たくましく導いている。
私が愛する少女の涙は透き通ってはおらず、真っ赤な血の涙でなければならないのだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する