仏ヌーベルバーグの長兄、エリック・ロメール監督死去
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1074875&media_id=15
私にとってロメール映画といえば、真っ先に思い出すのは「海辺のポーリーヌ」だ。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2571#2
妙に大人びた少女ポーリーヌが、当時一緒に観た「なまいきシャルロット」のシャルロット・ゲンズブールの背伸びぶりとは違って、ひどく印象的だったことをよく覚えている。
観賞時の私は十六歳の高校一年生で、リアルに映画のなかの彼女たちと同じ年代だった。
しかも、私のティーンエイジャーぶりは、プロムナイトでパートナー探しに奔走する脳天気なアメリカ系よりも、心理表現を重視するシニカルなヨーロッパ系であった。
だから、クラスメイトが菊池桃子の「パンツの穴」に悦ぶのを見て、小林聡美の「転校生」の方が面白いよと窘めたりする、単純な女体への興味に冷や水をかける少年だった。
ある時、私の家で「ゴダールのマリア」を観賞してて拷問のようだと挫折してしまった友人が、フランス映画の一体どこが面白いんだ?と疑問をぶつけてきたことがある。
それに私はこう答えた。
「おめえは『北斗の拳』とかジャンプしか読まねえだろ?オレはジャンプだけでなく、ASUKAとか少女マンガも読むんだけど、いつか紹介した近藤ようことかああいうのを面白く読めるのと同じなんだよ」
フランス映画を少女マンガに例えるのはいささか乱暴ではあったが、やり方は基本的に同じである。
ロメールの「海辺のポーリーヌ」は小椋冬美のように観賞出来て、私にはたいへん面白く、かつ印象的であった。
そのロメールの訃報に接して。
私は私の青春時代がまたひとつ風化してしまったような悲しみに襲われた。
アデュー、ロメール。
合掌、南無阿弥陀仏。
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