戦前の自警団は日本刀と拳銃で武装していたというが、現在の我々には法治国家の一市民という立場もあるゆえに、法を犯してまで武装することは出来ない。
従って、国家公安委員会が定めた武器のみの所持と携帯が認められるということで、警棒と警杖の二点しか使えない。
警棒。
警杖。これは伸縮式。
でもチャラい若者たちの反応を見ていると、彼らがビビるのはパトカーと警察官の制服なのであって、こういう武器にはちょっと身構えるという程度だ(自分たちも使用するからであろう)。
これでは特別自警団の最大のテーマである威圧感を与えることは無理めなので、私は中世ヨーロッパの武器から独自の警棒を考案することにした。
警棒というより棍棒なのだが、見た目でもヤバさが十分伝わってくる。
以下の武器はいわゆる“トレンチ・クラブ”と呼ばれるもので、第一次世界大戦時に塹壕(トレンチ)のなかでの戦闘に使われた。
ここまでくると、もう、堂々と我が国のいにしえの武器でいいのではないかという気になってくる。
俗に金棒というやつだ。鋼鉄製なので見た目も破壊力もかなりヤバイ。
これらのうち、それぞれが扱いやすいものを選んで自作するということで武器の充実をはかりたい。
そして。
私は高校時代にこういった武器でてひどく殴打されたことを思い出した。
バットに釘を十数本打ちつけたもので、釘バットというやつだ。
学ランと一緒に肉が裂け、かなり出血したが、こちらは渾身のタックルを食らわして返り討ちにした。
その時の傷みを思い返すと、釘バットも単純でありながら実に実用的な武器だと思う。
比較的戦闘力の劣るお年寄りや奥さんが所持・携帯するべきかもしれない。
武器とは本来、(殺傷力の面において)機能的である以上に、見た目の威圧感で、つまらない暴力と犯罪への抑止力がなければならないのだ。
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