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2009年08月29日23:23

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昭和バイオレンス・カムバック・イン・スタイル。

今年のお盆は総括して、檀家たちに自分たちのヤンチャぶり、不良伝説を語られる、という感じだった。
それで、やっとこ市川の犬神図書館へ帰った際に、以下の本をパラパラとめくってみたのだが、

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コレがまた面白い。

www.amazon.co.jp/dp/4898311091

必読!!

さて。

昭和30年代の北区で工場などをバックに、いわゆるスケバンをしていた檀家のおばあちゃんのエモノは、カミソリとかチェーン、木刀というおなじみのものではなく、出刃包丁、手鉤(氷屋さんが氷のかたまりを引き寄せる時に使うアレ)、銛、植木鋏、裁縫鋏、そして石コロを詰めた靴下(手製ブラックジャック)といった物騒なものだったそうだ。
下町の人間は当時はみんなシャレにならないくらいに貧乏だったから、カミソリや木刀なんてものはハイテクだったねェ・・・なんて言ってるので、ほとんど原始人だったんスね、とツッコんでおいた。
もちろん、喧嘩の際はかなり血を見たそうで、捕虜にした抗争相手は、焼いた火箸で乳首やクリトリスを焼くという仕置きに処するというのが決まりだったとのことで、檀家のおばあちゃん自身も乳房を焼かれたと・・・
「ヤローはね、ちょっとイイ男なら、タマを一個潰すだけで済ませたもんさ。不細工なら・・・二個だったね。それでオカマにならざるをえなくなったわけさね・・・ヒヒヒ」
どうやって潰したのかを聞くと。
仰向けにして四肢を押さえつけて、アソコを引っ張り出して、タマの下にレンガを敷いて、金槌で思いっきり叩いたと・・・

そんな話ばっかり聞いていると、私の世代の不良は何と優しかったことか・・・とあらためて思う。

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コレを見ても分かるように、原始人レベルの不良と比べて、昭和五十年代はかなりファッショナブルである。
私はチョーランやボンタンを作りはしたが、みんなに合わせただけであって、実を言うと、心の底からカッコイイとは思わなかった。
ほんとうにカッコだけで、機能的ではなかったからだ。
だから、ケンカの際はTシャツ、半裸が多かった。

今になって思うと、そういう原始人レベルの野蛮な格好は、それなりにオシャレに思える瞬間がある。
例えば、「仁義なき闘い」シリーズの、千葉真一演じる大友だ。

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なかなかカッコイイ。笑。

後、個人的に気に入ってるのは、「怪談昇り竜」の内田良平演じるヤクザの格好で、こちらは上半身スーツで下半身が赤フンドシというぶっ飛び方で、ここまでくるともうカッコイイとしか言えなくなる。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=86495



女性ではどうか?

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これらの映画で色々なスタイルを観てきたのだが、

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=148704



「陽暉楼」での壮絶なキャットファイトぶりにはウットリしてしまった。乱れた着物もカッコイイということを初めて知った。

ここまできて。
私の趣味、昭和バイオレンスに激しく影響を与えた作品を思い出した。
それは、永井豪先生の「バイオレンス・ジャック」である。

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生まれて初めて読んだのは、「関東鬼相撲編」で、浴衣姿の相撲取りたちが弱き者たちの上に君臨しているというシチュエーションは妙なリアリティがあったものだ。
「北斗の拳」のマッドマックスかぶれなんかよりも、まわし姿で取り囲んでぶちかましを仕掛けてくる方がカッコイイと思ったし、横綱の鬼王山がジャックに力負けしないのでおおっと思ったら、あっさり背骨を折られて死んでしまったというのも奇妙なカッコよさと、ここが重要なのだが、満足感のあるカタルシスを感じた。

そう、カタルシス。

昭和五十年代のファッショナブルなヤンキーなどでは、血沸き肉躍るという生命力から迸る、暴力性は決して生まれないし、それゆえにセックスよりも全然イケるカタルシスを味わえない。

それを念頭に、今一度昭和バイオレンスのスタイルを見直してみるのも悪くないだろう。

簡単なことである。
「バトルロワイアル」と「女番長スケバンゲリラ」を比べると。





後者の方が肌にイイ感じがするだろう。
そういうことなのである。




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