俳優の緒形拳さん 71歳で死去
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=628944&media_id=2
カラリオのCM観てて、イヤな予感はしていました。
ケンタと一緒に観て、私が「ずいぶん痩せたなぁ、ヤバイんじゃねえか?」と言うと、ケンタは「うん、そろそろかもしれないね」と。
そんなことを話してて、幾日もたたぬうちに・・・
緒形拳さん、あなたを初めて観たのは、「セックス・チェック第二の性」でした。
小学生の頃、眠い目をこすりながら、深夜テレビのエッチな番組を観まくってて、タイトルだけで食いついて観たんですけれども、その強烈な印象にすっかり目が醒めてしまったことをよく覚えています。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=142445#1
「俺、女だったか?」と安田道代。
「ああ、女だったよ」と緒形拳。
ちょっと違うかもしれませんが、このやりとりは現在に至るまでずっと心の中に響き続けています。
それから・・・
「必殺仕掛人 梅安蟻地獄」。
梅安役はものすごくカッコよかった。
雪降る中でじっと動かずに、積もるがままになっているシーンは、忍耐なんてものじゃない、「空」の域を感じさせました。
座禅を始めた頃は足が痺れて心が乱れっぱなしだったんですけれど、緒形さん演じる梅安のあのシーンを心の片隅に貼りつけておくことで、心を落ち着けて、次第に無の境地に至ることが出来ました。
それから・・・「復讐するは我にあり」、「影の軍団 服部半蔵」、「北斎漫画」、「魔界転生」、「薄化粧」、「おろしや国粋夢譚」・・・
最後に緒形さんをスクリーンで観たのは、ピーター・グリーナウェイ監督の「枕草子」でした。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=54867
私のなかで。
初めと終わりでセックスがらみだったのは、思わずニヤッとしてしまいますが、緒形さん、あなたは私にとって、性的な情念そのものだったのです。
男の子は女の子をくどくのに、憧れの男の真似をしがちですが、私は女の子を抱くのに、いつもあなたを意識していました。
今ですら、時々・・・
それほど、セクシーだったのです。
そんな緒形さんは死して、ますます・・・
魂のこもった演技は迫力を増し・・・
私はこれから幾たびも見返すであろう、「Mishima: A Life In Four Chapters」において、緒形さん演じる三島由紀夫とともに大画面のなかで情死を遂げることを何度も夢想することでしょう。
その果てに究極の性愛があることを信じて・・・
さようなら、緒形さん。
ご冥福をお祈りします、合掌。
南無阿弥陀仏。
※Mishima: A Life In Four Chaptersについてはこちらを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Mishima:_A_Life_In_Four_Chapters
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