極貧生活の戦友である、学生時代以来の古い友人から電話があって、お互いそこそこ余裕が出来て、美味いものはたくさん食べてきたけれども、貧乏だったあの頃に食べたあれやこれやは、どうしてあんなに忘れがたい強烈な光芒を放つんだろうなと、いわゆる貧乏グルメ話に華が咲いた。
以前の日記でちょっと触れた、芯を抜いた茹でキャベツに味噌を詰め込んで、葉っぱをむしって味噌をつけながら食べるというのは、大学の応援団に伝わる、戦前からの伝統食だ。
これに始まり、私と友人の二人は、一週間を五百円で暮らすことを基本とした食生活を、卒業するまでの四年間続けたのだった。
これらの中で、現在でもフツーに美味しく食べられるものに限って(かつ、安上がりで済むものに限って)、レシピをいくつか紹介しようと。
今回は、「パンの耳フレンチトースト&キュウリスープ」。
パンの耳フレンチトースト
<材料>パン屋でもらったパンの耳一杯の袋から食べる分だけ。
玉子1個。
牛乳お玉一杯。
砂糖少々。
�,垢衄�で固くなったパンの耳をすりこぎで潰すようにすり、パン粉にしてしまう。
�△修海法�玉子1個、牛乳お玉一杯、砂糖少々を加えて、よくかき混ぜる。
��それをフライパンで焼いて、出来上がり。
キュウリのスープ
<材料>キュウリ一本。
塩、コショウ少々。
固形コンソメ1個。
�(匱蠧蕕砲�椀2杯分の水を入れて、固形コンソメ1個を投入して、点火。
�∧�騰したところへ、薄く輪切りにしたキュウリを入れて、塩、コショウを少々。
�C羃个納冦�てて、出来上がり。
今だったら、99ショップで、五百円は調味料を揃え、後五百円で玉子、牛乳、キュウリをまとめて買っておけば、千円で2週間はやっていけるはず。
おおざっぱな計算だから、切り詰めれば、もっと安くあがることも可能。
パンの耳は、今でもパン屋はガッと捨ててしまうところがほとんどなので、恥ずかしがらずに「よければ頂けないでしょうか」と申し入れてもらうこと。
思い出してみると。
キュウリスープは今でも時々作るけれども、初夏の厳しい紫外線にあぶられてカラカラになった上、二日以上も水だけで過ごしてきたカラダに、スーッと優しく染み込んだ、あのうち震えるような感動的な味わいはなかなか再現出来ない。
まさに、二度と戻らぬ、青春の味わいだったのだ。
でも、こうして思い起こして、レシピとして記録することで、若い友人たちの経済と食生活の助けになれば、私は違う形で再現を愉しめることだろう。
ログインしてコメントを確認・投稿する