父が娘を24年監禁 子供産ます
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=473556&media_id=2
ゼウス・シンドローム(Zeus syndrome)。
中学時代に私が考えた造語である。
エディプス・コンプレックスというものが、父親、母親自身にも潜んでいることを説明するために造った言葉なのだが、今回のニュースのヨーゼフ容疑者が娘を通して母親を我がものにするためだったと「とってつけたように」説明するのではなく、文字通り、ゼウスのように、神のように生きたいと願って、頭のタガが外れた状態になったということを解きほぐして説明するためである。
註)エディプス・コンプレックスについてはこちらを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%97%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
ゼウスは、広く知られているように、多くのものと交わった好色な神でもある。
この好色ぶりを父性として崇拝する見方もあるのだが、人間の分際で、ゼウスの真似事をやってしまったら、もう人間ではいられない。
近親相姦のタブーを破るどころか、奇形の神ヘパイストス(鍛冶の神、足萎えだった)のように奇形を産むはめになるからだ。
実際。
ヨーゼフ容疑者の娘が暮らした地下室での二十四年間は、精神以上に肉体的に変質を及ぼしたはずである。
その子供たちも・・・
何故ならば、日光に当たらないことでビタミンDが作れず、その結果、佝僂病になってしまうからだ。
従って、子供のひとりが意識不明の重体になったというのは、虐待もあるだろうが、それ以上に虐待に耐えられない身体だったのではあるまいかと・・・
全くもってひどいニュースだ。
ちなみに、私がゼウス・シンドロームの言葉を考え出したきっかけは、祖父から聞かされた、我が国の父親殺しの事件である。
昭和四十三年に栃木で発生した。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/totigi.htm
父親を狂気に駆り立てるもの・・・それはやはり、おのれ自身の心の弱さに負けたからに他ならない。
だから、身の程をわきまえず、ゼウスになりたがるのだと・・・
ヨーゼフ容疑者や、栃木のオヤジは極端だけれども、私たちも人間である以上は、秘められた狂気を持っていることを自覚しなければならない。
何よりもまず。
それと真っ正面から向き合い、これを征服するのだ。
ケダモノになるのはたやすい。しかし、自尊心というものがあれば、ケダモノを仕留めたり、飼い慣らすことはもっと易しいはずだ。
ゼウス、即ち、神はおのれの力を制御することは出来ないが、人間は未熟ゆえに制御出来る力を持っている。
そういう意味で、制御出来なかった人間や、言うがままになってしまった人間の哀しさを前に、私も祖父のように子供たちに心のありようを教えていこうとあらためて思った。
ログインしてコメントを確認・投稿する