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2007年05月14日06:59

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ティーンエイジャー・クライシス�競妊ぅ凜�ッド・リンチ「ツインピークス」シリーズ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9

臨時メイドのサラさんを始め、海綿女子高生、その彼氏など、我が家に出入りしている中高生たちの間で熱狂的に「回転」しているものがある。
九十年代の初めに流行った、テレビドラマの「ツインピークス」シリーズのビデオ全巻セットだ。
それに、ガイドブック、小説二巻(ローラ・パーマー、デイル・クーパーのそれぞれのモノローグみたいなもの)、そしてサントラがテレビ版と映画版の二つとおまけがついている。
現在の。
ティーンエイジャーを思えば、ツインピークスが放映されていた頃は小学生以下の幼年なのだから、リアルで観ていないのはしょうがない。
せいぜい、小学生になってから、「Xファイル」シリーズを観ていたという年頃だ。
さて。
リンチがやりたい放題やってくれた「ツインピークス」シリーズ。
私は二十代に入ったばかりだったが、「イレイザーヘッド」をリアルで観ていた私をあらためて、リンチ信者に仕立て上げてしまった。
「赤い部屋」にて、逆回し言葉を操り、高さの違う靴を履いてパントマイムみたいな奇妙なダンスを踊る小人(マイケル・アンダーソン)。
パイロットフィルム版のラストに流れたそのシーンを、何回も何回も繰り返して観て、ほんとうに夢に見るまで、私の内部風景に焼き付けたものだ。
ストーリーは片田舎の一風変わった家族崩壊劇という感じなのだが、ストーリーはあってないようなものだった。
理屈ではなかった。
ウブな少女のように、ドキドキしながら家の中で待っていると、誰かが、何かが、暗い森の中へ連れて行ってくれる・・・森の中には、刺激的で、恐怖と快楽の入り混じった素晴らしい世界が待っている・・・そんな心境でテレビにかじりついていた。
最後まで見通して・・・
恍惚状態になれるか、またその逆かで、当時の私の交友関係が決まっていたと言っても過言ではなかった。

ツインピークスははっきり言って、十代のうちに見るべき作品である。

ローラ・パーマーと同世代のうちに見ることで、少女たち、少年たち、そして大人たちの織り成す奇妙な関係のアウトサイドを飛翔するフクロウ(影の主役、ボブの象徴でもある)を心のひだそのもので味わえるだろう。
赤い部屋で小人が踊るのを夢見て、恍惚状態に浸ることが出来たなら、リンチのライフスタイルそのものを理解出来るだろう。
即ち。
人間は・・・誰でも、十代のうちに冒険すべきだというライフスタイルだ。
自らのダークサイドに向かって冒険するという、甘美で危険な幻想行。
それで、リンチは若い頃、クスリも試した。
でも現在では、ドラッグレス・ドラッガーと言って、クスリなしでもナチュラルにぶっ飛べるすべを身につけている。
私もリンチのおかげでドラッグレス・ドラッガーになれた。

・・・・・・

私の。
少年、少女たちが、かくも「ツインピークス」にハマる理由は。
やっぱり、彼ら自身の内包している暗い森の中に、何か口ではいえないような魅力を感じているからだ。


さあ。

ローラに会いに行こう。
小人に会いに行こう。
巨人に会いに行こう。
そして・・・

ボブに会いに行こう。


「火よ我とともに歩め!」
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