最近、レッスンの録音を聞いていなかった。どうも曲の仕上がりが気に入らないのだ。
ずっと週4〜5日は合唱の練習に通っていた。だから、レッスンは独唱の曲を仕上げるというより、合唱で使った喉の調子を整え、バランスを取り戻すリハビリのようなものだった。
例年ならコンクールの時期で、毎日それに集中していた。だが、今年は門下生コンサートだけである。しかも、曲はすでに暗譜している。レッスンで指摘されるのも、細かな表現が中心になった。
今週の木曜日にレッスンがある。その次は、11月14日の門下生コンサート前日のピアノ合わせだ。昨日、畑に向かう車の中で、久しぶりに前回のレッスンの録音を聞いた。
いい声だ。
師匠のレッスン室は、声がよく響くように設計されている。設計したのは、建築学の大学教授である師匠の連れ合いだ。なるほど、いい声に聞こえるはずである。ただ、残念ながら、大きな窓ガラスをビリビリと震わせるところまではいっていない。いつかはそうなりたいものだが、まだその域には達していない。
とはいえ、いい声である。レッスンで師匠に怒られた記憶はない。いつも褒めてくれるので、気分よく帰る。だから10年も続いているのだろう。
もっとも、車の中で録音を聞いただけの話である。本当にいい声だったかどうかは、わからんのだが。
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